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コラム

編集部
AFTER SUGIHARA SETSUZO KOTSUJI's AID TO JEWISH REFUGEES 命のバトンをつなぐ人々Part 8-2

2019-06-22

ー 動かす力 ー

 山田氏は、当初、小辻のことをより多くの人に知ってもらおうと小辻の自叙伝を邦訳して出版しようとした。しかし、「小辻節三のことなど誰も知らないから」と、どこの出版社も首を縦には振ってくれなかったそうだ。

 しかし、一社だけ、山田氏がどのように小辻を知り、小辻の本当の姿を突き止めていくかを本にするのならば出版するという出版社が現れ、山田氏はそのオファーを受けた。それが、2013年に出版された『命のビザを繋いだ男ー小辻節三とユダヤ難民』だ。

 なぜ、山田氏はそれほど小辻に興味を持ったのか?その答えは、山田氏自身にもよく分からないそうだ。「何かが私を動かしたのです。それは小辻の行動の力で、それが私を前にと押し出したのです」と、山田氏は語った。

 では、小辻を動かしたもの何だったのだろう?そして、リトアニアの杉原を動かしたものは?疑問は尽きない。

 ホロコーストというあまりにも残虐な歴史の中に、ユダヤ人の命を救おうと、杉原や小辻、他の大勢の人々が国境を超えて協力し合っていたという全体像が、やっと見え始めた。今後、命のバトンを繋いだ人々がさらに明らかになってくるだろう。

◆千葉明在ロサンゼルス日本国総領事

 ラビ・マービン・トケイヤーが書いた「河豚計画」を元に制作された「FUGU」という芝居を、2年ほど前にロサンゼルスで拝見して、その時に初めて小辻先生について知りました。杉原のビザを出した行為はとても偉大なことですが、その後、ビザをもらった人々はどうなったのか気になっていました。杉原サバイバーは、実は小辻サバイバーでもあるんです。「FUGU」を拝見して、もっと皆さんにも知ってほしいと思っていましたら、偶然にも広瀬先生の講演を拝聴する機会があり、広瀬先生に話をしました。山田さんについては、当館の領事が山田さんを知っていたので、今回の企画が実現しました。

◆ラビ・アブラハム・クーパー、サイモンウィーゼンタールセンターのアソシエイト・ディーン

 小辻節三が行った遺産は、この寛容博物館にとって非常に大切なことであり、また、世界中にいる私たちの子供や孫にとっても大切なことです。私たち一人一人は、どんな人生であっても変えられる可能性を持っていることを思い起こさせてくれます。



小辻の次女・メリー(暎子)さん(右)と三女・ジュリーさん(左)と山田純大氏

小辻メリーさんからのメッセージ

関係者のみなさま
 この度は、父・小辻節三のことを知っていただく機会をもうけてくださり、大変、ありがとうございます。
 このように沢山の方々が父のことを知ろうとしてくださっていることに、感謝せずにはいられません。
 当時の日本の状況を考えると、父が神戸に逃れてきた難民の方々に救いの手を差し伸べたことは、本当に勇気のいることだったと思います。そんな父に対し、私も母や妹ともに尊敬の念を抱いてきました。
 今年で父が生まれて120年、父が亡くなって46年になります。きっと父も、今日の日を喜んでいることでしょう。
みなさま、本当にありがとうございました。

Kotsuji Mary 小辻暎子


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※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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