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コラム

編集部
KEIROとプロビデンス提携プログラム 「癒しケア」で自分にあったプラン ② - 2

2019-02-02

一人暮らしの高齢者へのサービス

 一人暮らしで認知症の方は、症状に気づくご家族がいないので、主治医からのリファーラルが役に立ちます。主治医から「この患者さんは一人暮らしで、転倒の危険性がある」「最近、ご飯を食べてないようだ」などリファーラルをいただくと、「癒しケア」チームが患者さんにコンタクトをとります。

 一人で暮らす認知症の疑いがある糖尿病の患者さんがいました。お子さんは近くに住んでいましたが、昼は雇ったケアギバーが患者さんのお宅に来て、夜は、時々お子さんが泊まっていました。

 お子さんが海外旅行へ行っている間、私が患者さんを訪問すると、ケアギバーから、前日の朝の患者さんの様子について話がありましたー患者さんがバスルームに倒れていて錯乱状態だった、普段はきれいなリビングに排泄物があった、棚の物が床に落ちて散乱していたー。

 私がケアギバーに「ご家族の方にご連絡しましたか?」と尋ねると、ケアギバーは「まだ連絡していない」と答えたので、急いでロサンゼルス近郊にいた親族に報告しました。

 海外旅行に行ったお子さんには連絡が取れず、親族は日本にいたもう一人のお子さんに連絡しました。日本からお子さんがロサンゼルスに到着するまでの間、親族から「家族で、どんなことを話し合えばいいでしょうか?」というご相談をいただいたので、私は、話し合った方がいい内容を伝えました。その後、お子さんも全員揃い、家族で話し合った結果、患者さんはボード&ケアに入居することになりました。そこで「癒しケア」チームは入居のお手伝いをさせていただきました。


退院した患者さんへのサービス

 患者さんが病院から退院する時に、退院後の生活や治療のサポートのために担当医から「癒しケア」をリファーラルするケースもあります。この場合も「癒しケア」チームから患者さんに連絡して、患者さんやご家族から話を聴いて、患者さんの状況の全体像を明確にします。そして、その中でオプションについて話します。

 退院した患者さんが治療を続ける場合、「癒しケア」チームがサポートすることができます。

 また中には「ホスピスには抵抗があるので、緩和ケアを受けたい」という患者さんもいます。ホスピスについてよく知らない方もいるので、ホスピスについて説明します。その後に、ホスピスにすると決断された患者さんには、ホスピスへの移行の準備をお手伝いします。

 ホスピスに移行するかどうかを、その時点で決断しない患者さんには、ホスピスに移行する状態になるまで、「癒しケア」チームがお手伝いします。

 日本からアメリカに来た方については、日本に帰国するオプションもあることを伝え、日本に帰国するために必要なことを伝えます。例えば、どの状態なら安全に飛行機に乗れるのか、どの状態を過ぎると飛行機には乗れなくなり、日本への帰国が困難になるのかを考えるお手伝いをします。


家族の話し合いのサポート

 「癒しケア」チームのメンバーが、ご家族での話し合いの場に同席したこともありました。

 ある初老の患者さんが、ずっとガンの治療をしていました。この患者さんのご家庭は母子家庭で、まだ若いお子さんがいました。患者さんは治療のせいで、どんどん衰えている感じでしたが、お子さんのためにまだ治療をするとおっしゃっていました。

 けれど、ある時、患者さんが「子供には申し訳ないけれど、本当はもう治療を続けたくない」と本音を私に話されて、そこで、患者さんとお子さんが話し合える場を設けました。「癒しケア」チームから私と八浪医師も同席して、二人だけではなかなか話せない母親である患者さんの気持ち、お子さんの気持ちを、お互いに伝え合えるように、お互いが意思の疎通ができるようにサポートしました。

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※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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