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コラム

編集部
KEIROとプロビデンス提携プログラム 「癒しケア」で自分にあったプラン ② - 1

2019-02-02

全人的なアプローチで日本語でサポート

 KEIROがプロビデンス・ヘルス・アンド・サービス(Providence Health & Services)と提携し、進行性の病などの深刻な病気を抱える日系アメリカ人と日本人高齢者に焦点を当てた緩和ケア・プログラム「癒しケア」が始まって、約1年半が経った。

 しかし、新しいサービスとあって、どんな時にどんなサービスを利用できるのか、まだコミュニティの人々に知られていない。

 そこで、今回は「癒しケア」チームのソーシャルワーカー、福山可奈子さんに、医療行為に付随して行うソーシャル・サポートのサービスについてインタビューした。日本語と英語で提供されるサービスの詳細を、これまでのケースに基づいて語ってもらった。


「癒しケア」チームのソーシャルワーカー、福山可奈子さん


認知症高齢者の子供から相談

 これまで、さまざまな方々から「癒しケア」チームにご相談をいただいています。

 KEIROが日本人や日系アメリカ人の高齢者を対象としてサービスを提供しているので、親御さんの病状や状態について、お子さんからご相談いただくケースが多いです。この場合の“お子さん”とは、成人された息子さんや娘さんのことです。ご質問で多いのが、親御さんの介護についてと、親御さんのアルツハイマーなどの認知症による行動障害への対応についてです。

 ご家族としては「何か危ない」のは分かっているけれど、何をしたらいいのか分からない。両親がお子さんの言うことを聞いてくれない。いろいろな事情で、お子さんは両親とは一緒に暮らせない、24時間のケアギバーを雇うのは経済的に難しい、両親は「ケアギバー(介護士)はいらない」と言っているなど、いろいろです。

 最初のコンサルテーションは、通常「癒しケア」チームの医師が行います。ご家族のイモーショナルサポートが必要なケースは、私も同行します。2度目以降は、患者さんの様子をモニターする場合やソーシャルサポートが医療のサポートより必要な場合には、私が一人でフォローアップをすることもあります。

 あるご夫婦は二人ともアルツハイマー型認知症で、二人だけで暮らしていました。お子さんがケアギバーを雇っても、両親から「馴染めないから、いらない」と断られてしまう。これは、アルツハイマー型認知症の症状の一つで、ご本人がご自身の状態を自覚できないからです。実際は毎日の食事をケアギバーが用意しているのに、ご本人はご自身が食事を作っていると認識していました。

 「癒しケア」チームは、お子さんに、ご両親が自宅で暮らせる状態について、そして次のことを考えなければならない段階の症状について説明しました。また、ご家族のニーズによって必要な情報を提供したり、このケースではご家族をサポートしました。

 認知症が進むと、患者さんは混乱して外出するのが怖くなったりするケースがあります。お子さんが親御さんを車に乗せて主治医のクリニックに連れて行こうとすると、親御さんはお子さんが何かを企んでいると思ってしまう場合もあり、「ドクターには行かない」と言ったり、全てに抵抗したりします。

 「癒しケア」チームは、主治医の代わりにはなりませんが、必要に応じて月に一回ほど患者さんを訪問して様子をみたりしたこともあったので、ご家族としては安心されたようでした。訪問時に、私たちが何か異変に気が付いた場合は、主治医に報告します。

*「全人的」とは、身体的な治療だけではなく、精神的な側面や社会的立場などさまざまな角度から治療を考えることを指す。

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※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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