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◎米下院、「インフレ低減法案」可決=バイデン氏、成果アピールへ
【ワシントン時事】米下院は12日、財政赤字削減と気候変動対策、処方薬価引き下げを柱とする「インフレ低減法案」を賛成多数で可決した。法案は7日、上院を通過済み。バイデン大統領の署名で成立する。バイデン氏は物価高対策で「成果」をアピールし、11月の中間選挙に臨む考えだ。
法案では、大企業や富裕層への課税強化により、向こう10年で3000億ドル規模の赤字削減を目指す。記録的な物価高で国民の不満が高まる中、財政支出を減らして需要を抑え、インフレ圧力緩和を図る。
バイデン氏は当初、1兆7500億ドル規模の「ビルド・バック・ベター(より良い再建)」法案の実現を目指した。しかし、インフレを助長しかねない巨額支出に、与党民主党の一部が反対し、議会通過のめどが立たなかった。
インフレ低減法案は規模を大幅に縮小。「米史上最大」となる3700億ドル規模の気候変動対策を確保。歳出額は計4000億ドル超となる。
一方、課税強化で7000億ドル以上の歳入増を見込む。差し引き3000億ドルの黒字分は財政赤字削減に充てる。このほか、高齢者向け公的医療保険(メディケア)に製薬会社と薬価を交渉する権限を与える。
ペロシ下院議長(与党民主党)はインフレ低減法案について「強固なコスト削減策だ」と強調した。しかし、物価を直ちに押し下げるとは言えず、「インフレへの影響は最小限にとどまる」(米専門家)とみられる。
◎米下院、「インフレ低減法案」可決=バイデン氏、成果アピールへ
【ワシントン時事】米下院は12日、財政赤字削減と気候変動対策、処方薬価引き下げを柱とする「インフレ低減法案」を賛成多数で可決した。法案は7日、上院を通過済み。バイデン大統領の署名で成立する。バイデン氏は物価高対策で「成果」をアピールし、11月の中間選挙に臨む考えだ。
法案では、大企業や富裕層への課税強化により、向こう10年で3000億ドル規模の赤字削減を目指す。記録的な物価高で国民の不満が高まる中、財政支出を減らして需要を抑え、インフレ圧力緩和を図る。
バイデン氏は当初、1兆7500億ドル規模の「ビルド・バック・ベター(より良い再建)」法案の実現を目指した。しかし、インフレを助長しかねない巨額支出に、与党民主党の一部が反対し、議会通過のめどが立たなかった。
インフレ低減法案は規模を大幅に縮小。「米史上最大」となる3700億ドル規模の気候変動対策を確保。歳出額は計4000億ドル超となる。
一方、課税強化で7000億ドル以上の歳入増を見込む。差し引き3000億ドルの黒字分は財政赤字削減に充てる。このほか、高齢者向け公的医療保険(メディケア)に製薬会社と薬価を交渉する権限を与える。
ペロシ下院議長(与党民主党)はインフレ低減法案について「強固なコスト削減策だ」と強調した。しかし、物価を直ちに押し下げるとは言えず、「インフレへの影響は最小限にとどまる」(米専門家)とみられる。