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コラム

JERCの教育相談Q&A
vol.36 大事な選択は親の責任 ~子どもをどう育てたいですか! ~

2023-03-24

 子育てをしていく上で一番大切なこと、それは我が子をどう育てたいのか!という教育方針を持って育てるということです。海外在住の家庭の場合、現地の教育機関で学ばせるのか日本語で教育する機関で学ばせるのか、その選択に迫られます。その他補習授業校や塾、お稽古事等々、選ばなければならない事柄が次々に出てきます。これら大事な選択は、両親が責任を持って行いましょう。

【幼稚園選び】
 例えば幼児期の子どもを英語圏で育てる場合、現地のキンダーに通わせるか日本語の幼稚園か、どちらの言語で育てようか、迷われる両親が多いですね。その際、子どもに選択させる方が時々おられますが、これは大きな間違い、親の責任から逃れようとする心理が働いているのではないでしょうか。どちらの言語で教育を受けるかは、両親が教育方針としてしっかり決めなければなりません。
 幼稚園を選ぶ場合は、園の教育方針、設備やシステム、そして園長や教師の人柄の問題等々、大人の目から見て選択しなければなりません。子どもに選ばせることがないように!楽しそうなおもちゃがある方に惹かれること間違いなし、大人の判断基準とは大きく異なります。

【日本語補習授業校や塾選び】
 現地校へ就学した多くの子ども達は、日本語で学ぶために補習授業校や塾へ通っています。それらの教育機関を決める際も、システムやカリキュラム、宿題状況そして自宅からの距離等々を調べて決める必要があります。友達が通っているからという子どもの意志だけで選ばないように、親がよく精査し選択しましょう。

【お稽古ごと選び】
 スポーツ、音楽などいろいろなお稽古ごとがありますが、本当に習いたいものは何か、親子で話し合って決めましょう。勉強に差し障りがないことが大切ですが、それを始めたならば、長く続けられるよう親のサポートが必要です。途中で「止めたい・・・」と言い出す場合もありますが、決して子どもの言いなりにならないように!特に親が習わせたいと思って始めたお稽古は、簡単に止めさせないこと。頑張って続けさせることで、親の価値観を子どもに伝えることにもなります。
 子どもにどのような教育を受けさせ、どう育てるかを決めるのは親の重要な選択であり責任です。特に海外では、日本語で学ばせるのか第二言語で学ばせるのかを決める必要があります。第二言語である英語が苦手で習得に時間がかかる子どももいます。親はそのような点に配慮し、子どもの学び舎である学校を選択しなければなりません。親の導き方で子どもは如何ようにも育ちます。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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岩永留美

教育アドバイザー

新しく赴任されたばかりのご家族、すでに数年滞在されている皆さま、お子さんの教育でお困りのことはありませんか?  海外での子どもの教育は、分らない事ばかり。異文化の中で、戸惑われていることも多いのではないでしょうか。 世界中どこからでも日本語でご相談ください。

Phone: (310)502-3603




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