ITのススメ
Vol. 33 危ないUSB充電ケーブル
2026-09-06
普段使用しているUSBケーブルがあなたの情報を盗んでいるかもしれません。少し前までは改造されたUSBメモリスティックでいろんな役所や自衛隊、大企業などにウイルスが仕込まれる事案が多く発生していました。今では流石にみなさん学習したようで出所の怪しいUSBメモリや中華系の激安メモリは危ないと言うことになり使用を控えられる様になりました。
そもそも中華系の激安USBメモリには極小CPUとWi-Fiアンテナが搭載されているものが産業用CTスキャナにより明らかになっていました。簡単に言えば通信機能の備わったパソコンと言えます。これを自社のパソコンに刺して使用すると勝手にウイルスが仕込まれて情報をUSB内臓のWi-Fiで発信すると言うものです。なので役所や企業などセキュリティ対策を強化している組織では外部からのUSB持ち込み禁止となっていてパソコン使用者の意識もそれなりに向上してきました。結果ハッカーたちはUSBメモリからは思ったほどの結果が得られなくなってきたと言うバックグラウンドがあります。
そんな中、次なる一手として考えられたのが充電ケーブルです。現在の技術なら充電ケーブルの抜き差しの持ち手部分にCPUとアンテナを忍ばせることは普通にできるのです。怪しまれないように充電機能は普通に動くのでUSBメモリの時に比べ圧倒的にバレにくいのです。充電ケーブルだからまず疑われません。この場合電源のコンセントに刺さなくてもパソコンやスマホに刺しただけでウイルスが仕込まれたり、ハッキングされたりします。特に充電器は自分のスマホ用のものを社内に持ち込みをしても誰からも咎められないし疑われないのです。
対応策はアマゾンなどで販売されている安物は一切購入しない。他人が渡してくれるUSBメモリは使わない。充電ケーブルは充電専用(データ転送機能がないもの)を使うか、USBコンドーム(データブロッカー)を購入して使うのもいいかもしれません。USBコンドームは通信機能がついているケーブルであっても充電機能以外はブロックしてしまうものなのでスマホやタブレットの充電には安全が担保されるはずです。また空港などの充電スポットにあるUSB端子も危険がある場合があるので空港やホテルその他のパブリックスペースにあるUSBポートは使わずコンセントの方を使うようにしましょう。どうしてもUSBポートを使用しなければならない時のためにUSBコンドームを充電ケーブルに装着して持ち歩くのもありです。ケーブルやUSBメモリは一流ブランドのものを買いましょう。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

日本生まれ 22 歳で渡米、1998 年にYuki’ s PC Lab をダウンタウンLA で起業、多くの日系オフィスやパソコンユーザーへサービスを提供し、現在ガーデナにて修理や改造、クラス、コンサルティング業務を継続中。
Yuki’s PC Lab 1011 W. 190th St, Unit 1/2 Gardena, CA 90248 424-396-3258








