JERCの教育相談Q&A
vol.73 子どものやる気をどう育てるか!
2026-08-23
お子さんがなかなか自分から勉強をしない、やる気がない、どうしたらよいでしょうか、という相談が保護者の方から寄せられます。この様な問題を、子どもの問題として受け止めておられるようですが、実は保護者の方の問題なのです。お子さんとコミュニケーションをとる時、日常の生活の中での言葉がけ、そして達成感を味わわせてあげることからやる気が生まれます。
1,就学までに躾ておくこと
「やる気」は幼児期に育てておく必要があります。家のお手伝いをしてもらったとき、「良くできたね。お母さんは助かったし、凄く嬉しいよ」と伝えます。子どもは母親が喜ぶ顔を見るのが嬉しいので、また次も手伝おう!と気合が入りやる気満々になります。お手伝いを頼みたいときは依頼する形をとるとよいでしょう。「〇〇ちゃん、この鶏肉に片栗粉をまぶしてくれるかな」と頼むと喜んでお手伝いしてくれますよ。自分も家族の一員であることが実感できて嬉しいのです。
机の前に座って絵を描いたり、折り紙したりする習慣も付けておくとよいですね。小学校へ入学すると、クラスの中で長い間座っていることになりますから、練習しておきましょう。
2,小学生以上の親の対応
小学校へ入学すると、現地校へ通っている子どもは第二言語である英語で学習をすることになり、ストレスを感じる毎日が続きます。その上、日本語での学習も始まります。また日本から現地校へ編入した子どもも、学習言語が日本語から英語に替わったことで「自分はダメなのだ・・・」と強い劣等感に苛まれその上、達成感も味わえなくやる気を無くしていくのです。父親の転勤で海外に連れて来られた、とネガティブに捉えている子どもに多く見られますが、その時こそ母親が毅然たる態度でしっかりと伝えましょう。「日本とは異なる国アメリカで、家族みんなで生活できて良い体験ができるよ」等とポジティブ思考で話してあげてください。そして英語での学習に関しては、お父さんもお母さんも全面的にサポートすることを伝えて、プレッシャーから少し開放してあげましょう。学校の宿題は、低学年の子どもでしたら食卓テーブルで、お母さんと一緒に済ませるとよいですね。
子どもは本来、素直で従順な心を持って生まれてきているのです。その心を歪めることなく大切に育てなければなりません。子どものやる気が出るのも両親の言葉がけ一つ。子どもの良い点を褒め、信頼し認めてあげることです。もし今、お子さんのことで悩んでおられるのでしたら、ご自分の言葉がけを少し変えてみてください。子どもの問題は親の問題と捉えてみましょう。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

教育アドバイザー








