JERCの教育相談Q&A
vol.71 夏休みにステップアップを!!
2026-06-28
現地校は長い夏休みに入りました。保護者の皆さまはこれから約2ヵ月、お子さんと向き合う毎日を過ごされることになりますので、お忙しいことと思います。しかし子ども達は、この夏休みに目覚ましく成長するのです。家庭教育によって学習面も驚くほどステップアップしますので、いろいろな計画を立てて実行してみてください。夏休み期間というのは学校での学習に代わり、継続して家庭で学ばせていかなければなりません。
1,生活面の充実を!
夏休みは不規則な生活になりがちですが、できるだけ家族一緒に食事をとる時間、学習する時間、遊びの時間などを決めて規則正しい生活をしましょう。普段はあまりできない家事手伝いを子ども達に任せることも、とても良い経験になります。食事の支度、掃除、洗濯そしてゴミ出しなど役割を決めておきましょう。また普段、なかなか出かけられないような場所への家族旅行を計画し、見聞を広めるのもよいですね。子どもだけで参加するサマーキャンプでは、自立心や独立心を育むことができますので、無理のないプログラムを選んで参加されるとよいでしょう。英語力が十分でない日本人子女にとっては、言葉を学ぶよいチャンスでもあります。できるだけ一人で参加させて、どうしても英語で対応しなければならない状況をつくることが、英語力のアップに繋がります。
2,学習が向上するチャンス!
毎日、家でコツコツ勉強をしたかどうかが、学力差となって新学期に表れます。英語の勉強に関しては、やはりサマースクール等に参加してReading、 Writingそして文法の学習に力を入れておくことです。Reading力の向上は、教科を学ぶ上で必須です。Writing は物事を論理的に組み立て、考える力を育てます。そして文法は会話力を高めるためにも、英語で学んでいくためにも必要不可欠です。
また夏休みには、日頃あまりできない日本語での学習をさせるチャンスでもあります。作文、感想文、日記など、日本語で文章を書く練習をたくさんさせましょう。「漢字」は学年レベルを確実に習得しておくことが大切ですので、夏休み中に全学年の復習をするようにしてください。
3,保護者へのアドバイス
夏休み中に、お子さんを日本の学校へ「体験入学」をさせるご家庭がありますが、学習言語を変えるという点においては、慎重に検討していただきたいと思います。長期間、日本語で学習をさせていると、今まで培った「英語力」が落ち、9月からの新学期に影響を及ぼす可能性があります。特に滞在2年以内のお子さんの場合、英語力が伸びている時期に、日本語環境に長く置いておくのは感心できません。また学習言語を短期間で変えてしまうのは、子どもにとって有益であるとは言えないからです。現地校で学んでいる子どもの学習言語は「英語」です。英語力を高めていかなければ、いつまでも学校で学んでいけない状態をつくることになります。
日々成長する子どもに『学習の休息』はありません。目標を設定した学習計画で、コツコツ学ぶ習慣を継続しましょう。どうぞお子さんと共に有意義な夏休みをお過ごしください。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

教育アドバイザー








