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コラム

ITのススメ
Vol. 29 2026セキュアブート問題

2026-05-01

Windowsパソコンが起動しなくなると言われている2026セキュアブート問題。これは今年の6月から10月にかけて世界中のWindowsパソコンとリナックスパソコンのセキュリティ証明書の有効期限が一斉に切れてしまうというものです。これのせいで使用できなくなるパソコンが続出するのではないかと言われています。

ほとんどの人は古いパソコンの話だと勘違いされているのですが、そうではありません。そもそも10年以上前のパソコンにはセキュアブートは搭載されておりません。なので2012以降に製造されたパソコンでセキュアブートを有効化して使っているものが対象なのです。新しいパソコンだと2024年以降の製造のパソコンにはこの問題はありません。特にWindows10と11がその対象となります。2023年あたりの製造のパソコンだとW11が搭載されていてSSDなども高速なNVMeだったりするので、気持ち的には新しいパソコンというイメージですが、危ないかもしれません。

そもそもセキュアブートとはパソコンをウイルスやマルウエアから守ってくれる兵隊さんみたいな感じでしょうか。普通のウイルスソフトとちょっと違うのは電源を入れてからWindowsが立ち上がるまでの無防備な瞬間を守ってくれるのです。Windowsが立ち上がってからはMSディフェンダーやノートン、マカフィーなどのソフトが活躍しますが、OSが立ち上がるまでの空白時間は無防備になってしまうのでセキュアブートなるものが生まれたのです。

セキュアブートの活躍する領域はパソコン基盤上に配置されているUEFI(bios)の中です。スイッチを入れることですぐに起動します。その後Windowsがセキュアブートに対しWindowsが本物であるという証明書を見せるわけですが、この時にセキュアブートがあらかじめ持っている照合用の証明書と一致する場合のみWindowsの起動が許可される仕組みになっています。

そのセキュアブートが持っている照合用の証明書の期限が6月から一斉に切れ始めるということなのです。そこでマイクロソフト社は新しい証明書を発行しセキュアブートに上書きインストールするのですが、ここでインストールに失敗するとセキュアブートが照合することができなくなるためWindowsが起動できなくなります。

これが巷で騒がれているセキュアブート2026問題の内容です。実際はほとんどのパソコンがすでにWindowsアップデートなどで対策済みだったりするので被害が出ることはほとんどないでしょうが、非対策のパソコンは危ないので、アップデートは必ずしましょう。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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Yukinari Suda、IT Engineer

日本生まれ 22 歳で渡米、1998 年にYuki’ s PC Lab をダウンタウンLA で起業、多くの日系オフィスやパソコンユーザーへサービスを提供し、現在ガーデナにて修理や改造、クラス、コンサルティング業務を継続中。 Yuki’s PC Lab 1011 W. 190th St, Unit 1/2 Gardena, CA 90248 424-396-3258




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