ITのススメ
Vol. 28 スマホに盗聴されている?
2026-04-05
スマホの前で喋ったことが広告として表示された経験はありませんか。
友人と訪日の旅行計画を話しただけで、翌日には訪日の飛行機のディスカウントチケットや日本国内の有名観光スポット、ホテルなどの広告が出てきてびっくりした経験される方も多いのではないでしょうか。検索したわけではなく友人とスタバで実際に話しただけ。その際にスマホをテーブルに置いていただけです。考えてみると盗聴されているとしか思えないですよね。それは一体誰がどんな方法で盗聴するのでしょうか。
あともう一つ多いのがその場所に居ただけというのもあるんです。ブランドバッグの専門店でお気に入りのバッグの前に2分くらい居ただけで、そのバッグのセール広告が入ってくる。まるで自分の生活が誰かに監視されているような気分です。気持ち悪いことこの上ないですよね。
偶然でも気のせいでもなく犯人はスマホなのです。そして私たちの身の回りにはスマホ以外のデバイスも色々情報を収集しているものが多くあります。超音波クロスデバイストラッキングと言って人間の耳には聞こえない超音波を発してそれぞれのデバイス間で情報交換をしています。具体的にはテレビや動画にはオーディオビーコンと言う18KHz以上の可聴域を超えた周波数帯の音声が発信されているのです。そのビーコンを集めることが可能なアプリがあれば、今この瞬間にこの人はこんな番組を見てるぞと言う情報を得ることができるのです。
また上記のブランドバッグなんかもブランド側が勧めてくるブランドのアプリ、これの位置情報機能がオンになっているとどこの店舗のどの棚の前に何分いたとか、丸わかりになります。これにより広告業者はタイムリーでその人の興味に特化した広告を出せるのです。
複数のデバイス間でも、例えばパソコンで動画を見た際にビーコンが出ていたら、スマホが収集します。これによって動画を見たパソコンとビーコンを集めたスマホの持ち主は同一人物だと特定され、パソコンで見た広告がスマホにも送られてくるのです。
なので自衛方法としてはスマホで個人情報を徹底的に保護する設定にするしか方法はないのです。位置情報を与えるアプリは地図アプリと交通系アプリくらいです。またマイクを使用する許可もアプリに与えてはいけません。自分のプライバシーやセキュリティの設定画面を開いて不要な許可は全部取り消しましょう。Hey Siriなどの呼びかけもオフにしておかなければ常にマイクがオンの状態になってしまうので気をつけましょう。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

日本生まれ 22 歳で渡米、1998 年にYuki’ s PC Lab をダウンタウンLA で起業、多くの日系オフィスやパソコンユーザーへサービスを提供し、現在ガーデナにて修理や改造、クラス、コンサルティング業務を継続中。
Yuki’s PC Lab 1011 W. 190th St, Unit 1/2 Gardena, CA 90248 424-396-3258








