〇〇良い人悪い人
vol.8 背中の良い人悪い人
2025-10-26
身体の表裏ってどっちか分かりますか?
中国占術では、身体を「陰陽」に対応させて考えます。四つん這いになった時、日光が当たる側を「表」とするので表が陽で「背中」、裏が陰で「腹」になります。
さて、「陽」の「背中」は意味が沢山あります。背中や後ろ姿を観相学でみると、自分では見えない場所なのでその人の”素の部分”が出易いとされます。昔から「背で泣く」「背中で語る。」「後ろ姿に人生が出る」なんてことも言われますね。
ところで「背中占い」では、背骨や肩、痣や線、色も判断するといいます。一例として、
・背筋がまっすぐ →意思が強い。大器晩成。
・猫背 →消極的、内向的だが心根が優しい。
・背中が薄く真直ぐ→人付き合いが苦手。
・いかり肩 →責任感、負担を抱え易い。
・背中の右にほくろ→人から支えられる運、左にほくろ→人を支える運
・肩甲骨近のほくろ→人間関係に凶
・腰付近のほくろ →金運、家庭運に凶

『風水』の世界でも背中を重要視します。風水では家の背を『背山』とも言います。『背山臨水』は、理想的な家のロケーションを表す風水用語で、家の背後に山(少し盛り動かない。)があると人間関係や対人運が良く、「家庭円満で隣近所や仕事場でもいい人間関係に恵まれる。」とされ、家の前に静かに流れる水があると「財運に恵まれる。」とされます。実際に繁栄している都市はこのような地形が多いようです。良い立地が望めない場合は、屋内で対策をします。つまり外環境の修正を内環境で行うということです。例えば、家の後ろに山がない場合は、屋内の一番後ろに高い家具を置くとかベッドのヘッドボードをより高く頑強なものにするなどです。
昨今、私はシャワーの際、”背中を洗い”に重点を置き始めました。するとなんだか人間関係がジワジワと広がってきた気がしています。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

小椋かよこ「ロジカルで数学的な中国占術を愛する占術家。正義と懐疑が信条。明治時代の裁判官を曽祖父に。台湾道士に私淑。YouTube再開中。」開運本「そんなに早くいかなくても…マリリン」Amazon Japan、楽天ブックスで販売。








