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コラム

〇〇良い人悪い人
vol.5 学び 良い人悪い人

2025-07-25

『活到老、学到老』                         

「老いるまで生き、老いるまで学ぶ。」中国では小学校低学年の子どもでも知っているという古い諺だ。

日本の文部科学省は「人生100年時代」「超スマート社会」を提唱し、生涯学習を推進している。(1965年ユネスコで提唱され日本へも。)まさに「活到老、学到老」の精神そのものと言える。

子育て中の台北の友人曰く、台湾の小学校は1日9時限授業。毎日体育以外の全授業に宿題が出る。放課後は夜9時頃まで塾。帰宅後は夜11時過ぎまで泣きながら宿題と格闘、翌朝8時15分には登校。ほぼ遊ぶ時間がない超詰め込み教育。実は台湾の小学校は60年前頃当時の日本式のままなのです。     

ところで、宿題もなく授業も年間たった190日のフィンランドは「世界トップの学力」。確か「国民の幸福度アップ」も世界トップクラスである。それは、1970年代に始まった「人材こそ財産。」という教育改革にあるという。小さい国土と乏しい天然資源のフィンランドは、人材教育への投資を拡大することを決めた。(はてはて、日本も同じ環境条件ではないか?)        

「質のいい教師、子どもの読書量、入学試験がなく思考力を重視。」これらの教育改革を経て世界トップの学力を生み出したらしい。

詰め込み教育で育った我々は、受け身ばかりで自分の興味ある分野を見つけることが不得意である。年を重ねると次第に錆びつきスポイルされていくけれど、欲すれば何でも学べる時代になった。歴史や文化・スポーツ・健康・料理・政治経済そして芸能。躊躇せずどんな分野でも飛び込んでみよう。「少年老い易く、学難りがたし」。時は音を立てずに過ぎて行く。”学び”をバケットリストに入れて早速始めてみよう。達成と目標は違うから、躊躇無く。

『活到老、学到老』に続くのが『還有三分学不到』。「それでも学び終えることはない。」という意味だそうです。

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※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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ドラゴンゴッド 小椋かよこ

ロジカルで数字を操る中国占術を愛する占術家。正義と懐疑が信条。曽祖父は明治の裁判官。台湾道士に私淑。




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