ITのススメ
vol.9 古いiPadはいつまで使える?
2024-09-06
Apple社のパソコンであるMacでは、まだまだ十分に使えそうなスペックをしているのに最新OSは対応しないなんてことはよくあります。iPadはどうでしょうか?結論から言うとiPadもほとんど変わりませんが最新のiPadOS17は2017年発売のiPadProの10.5インチから、iPadAirでは2019年発売の第3世代ものから対応しています。中古のiPadを購入または手持ちのiPadを使い続ける場合、買い替えの目安は製造されてから6-7年となります。ただ最新のOSが対応していないからといって使えないわけでなく、インターネットやYouTubeの閲覧などではアダルトなど危ないサイトを見なければ普通に安全に使えます。iPadはiPhoneに比べバッテリーのサイズが大きくバッテリーの劣化も遅いです。なので実質10年くらいはストレスなく使えるはずです。
特にiPadをビジネスツールとしてプレゼンのモニター(お客様に手渡しで)として使用したり、ApplePencilとの組み合わせでシステム手帳替わりに使用されているなどではもっと長く使える可能性があります。バッテリーも比較的簡単に交換が可能で(もちろんプロにお願いします)iPhoneのようにバッテリーにICチップが乗っているわけではないので、Apple以外の場所で交換しても設定のバッテリーのセクションでの機能はフルに使えます。
それでは2018年以前のiPadはどうなのかというと2015年のiPadProの12.9インチ第一世代に利用できるiPadOSは16.7.10が最終となっています。iPadOS16はいまだにアップデートが続いているためセキュリティー上の問題もなく、17の新機能であるインターラクティブなウイジェットや新しいロック画面は使えませんが、一般的に使用では遜色なく使えます。結論から言えばチャージャーのコネクターにUSBのタイプCを搭載しているモデルは現役で使えるのではないでしょうか。またライトニングモデルであったとしても使い道を特定のアプリやYouTubeやメールのチェックに限定するならば問題なく使用できるのではないでしょうか。
余談ですがSIMカード対応モデルでソフトバンクなどの日本のSIMを入れた場合には5Gネットワークの恩恵を受けられない可能性が高いです。日本の家族が契約していてソフトバンクはアメリカでのローミング使用が無料だと言うこともあって使用されている方が一定数おられますが、データ通信のSIMは安いのでこの機会にアメリカの会社のものを使いましょう。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。