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コラム

ピアノの道
Vol.41 火事場の馬鹿力(The Show Must Go On)

2020-09-16

 米西海岸で山火事が広がっています。気象衛星の画像では泥水の様な煙が西海岸全般を覆い、更に太平洋に向かって流れだしているのが見えます。気候変動の影響で山火事シーズンは毎年より長く、被害がより大きくなっています。山火事の二酸化炭素は気候変動の悪化を促進するのでは...?避難先でのソーシャル・ディスタンシングは可能なの?...そんな不安が募りますよね。
 
 でも、人生は舞台だ!The show must go on!
 
 3.11を思い出します。在外日本人が一丸となって復興支援金を募りました。あの時の連帯感、そして友情は一生忘れません。そしてあの時のチャリティーコンサートは私に社会に関連性のある音楽造りをしたいという、新しい音楽人生の方向性を提示してくれました。
 
 9.11を思い出します。あの頃私はNYに住んでいたのです。グラウンド・ゼロで24時間消火や救助に当たっていた方々の休憩所となった教会でピアノを弾きました。出来るだけ平和な心安らぐ曲を心がけて弾きつづけていたら、防火服に身を包んだ人が手を合わせてお辞儀をしに来てくれました。忘れません。
 
 東京大空襲に想いが飛びます。焼け残った日比谷公会堂は死体安置所となったそうです。でもその日比谷公会堂で同年の9月14日、日本公響楽団(現N響)は演奏会を行ったそうです。その時の奏者と聴衆の感動を想像します。
 
 さあ、皆さん!お試しあれ。大きく息を吸い込みながら両肩をグーっと耳に近づけて、それから一気に息を吐きだしながらストンとその肩を下ろしてみて下さい。そして無理やりでも笑顔を作って、歌を歌ってみて下さい。鼻歌でもがなり声でも音痴でも良いです。ストレスの原因に集中することはストレスを倍増する悪循環だということが研究で明らかになっています。例えばゴルフのパッティングなど、脳が極度に集中して緊張する時、鼻歌を歌うと成績が良くなるんです。
 
 笑顔と呼吸と歌!みんなで一緒に一歩一歩前進しましょう。

この記事の英訳はこちらでお読みいただけます。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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平田真希子 D.M.A. (Doctor of Musical Arts)

日本生まれ。香港育ち。ピアノで遊び始めたのは2歳半。日本語と広東語と英語のちゃんぽんでしゃべっていた娘を「音楽は世界の共通語」と母が励まし、3歳でレッスン開始。13歳で渡米しジュリアード音楽院プレカレッジに入学。18歳のボリボリビア演奏旅行を皮切りに国際的な演奏活動を展開。世界の架け橋としての音楽活動を目標に、2017年以降米日財団のリーダーシッププログラムのフェローとして活動。音楽のヒーリングについて、脳神経科学者との共同研究や、講義もする。

詳しくはHPにて:Musicalmakiko.com




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