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コラム

キム・ホンソンの三味一体
vol.132. ヒバリの卵からヒバリのさえずりを聴く

2020-04-23

 先日、最近アメリカで聖書の売り上げが以前に比べ大きく上がったというニュースの記事を読みました。記事では、ピュー・リサーチ・センターが実施したあるサーベイの結果についても触れていました。COVID19がアメリカで本格的に流行した直後に実施されたサーベイによると、クリスチャンであるかどうかに関わらず、米国国民の55%がCOVID19の収束のために神に祈っているそうです。しかも、今まで教会の外では祈ったことが全くなかったクリスチャンの内の15%と、無宗教だと答えた人々の内の24%も、家で神に祈る時間を持っていると答えたそうです。また、最近グーグル検索においても、「コロナ」、「信仰」、「神」、そして「祈り」等の検索が急増したようです。おそらくCOVID19 の影響で当たり前だった普段の生活が当たり前じゃなくなった今、将来への不安を和らげるため、心の支えになるようなものを求めているのではないかと思いました。
 
 聖書の中に「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。」(ヘブライ人への手紙11:1)と信仰の本質に触れた個所があります。ある神学者はこの個所を、「信仰とは、まだ孵化していないヒバリの卵からヒバリのさえずりを聴くことだ」とやさしく言い換えたりしています。要するに私達の肉体の命が尽きた時、死の向こうで私達を天国に迎え入れてくださる神がおられることを信じるということです。今のように不確かな日々を生きる中、確かなものを求める私達に対して、聖書は「救いの約束」という目に見えず不確かに思えがちなことを信じることこそ、私達の歩みを確かにすることができると教えているのです。
 
 天国とは、神の恵みと愛と正義がすべてに勝って行き渡っている新しい秩序の世界のことです。その天国が、今まさに起こっているかのように生きる人々は、すなわち、ヒバリの卵からヒバリのさえずりを聴くことの出来る人々は、他の人々同様、不確かな日々を生きる中にあっても、心の中には確かな平安と他人を顧み助けることのできる余裕を持って生きることが出来るのです。
 
 キリスト教のみならず、仏教やその他どのような宗教であっても、信仰をもつことでこの困難な時期を克服してみるのはいかがでしょうか。毎週の日曜日、メールを通して説教と祈りをお届けしています。ご興味のある方は是非メールでお申し込みください。
Khs1126@gmail.com


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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キム・ホンソン

牧師、コラムニスト、元ソーシャルワーカー、日本人の奥さんと3人の子供達に励まされ頑張る父親。韓国ソウル生まれ。中学2年生の時に宣教師であった両親と共に来日して滋賀県近江八幡市で過ごす。関西学院大学神学部卒業後、兵役のため帰国。その後アメリカの大学院に留学し、1999年からリトル東京サービスセンターのソーシャルワーカーとして働く。現在、聖霊の実ルーテル教会(Torrance)と、復活ルーテル教会・日本語ミニストリー(OC, Huntington Beach)の牧師を兼任中。 2008年8月30日、リトル 東京日韓ハーモニーコンサート主催を発端に、ロサンゼルスの日系と韓国系の交流と理解のための草の根運動にも取り組んでいる。

このコラムへの感想や質問はこちらへ → foslcommunity@gmail.com




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