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コラム

旅は呼んでいる。
vol.37 京都

2019-09-26

 聖地巡礼ー古来、宗教上で重要な意味を持つ場所、例えば“メッカ”へはイスラム教徒が、エルサレムの“嘆きの壁”へはユダヤ教徒が訪れ信仰心をより深める、という行為だ。が、現代において、特に日本ではまた異なる意味合いを持つ。


 数年前、アニメ“化物語”シリーズを観て猛烈に京都へ行きたくなった。好きな登場人物が千本鳥居で有名な伏見稲荷大社に佇んでいる姿が様になっていて、あの美しい風景を実際に訪れ見てみたい!と『そうだ京都、行こう』のキャッチコピー通り、思い立ったが吉日、新幹線で日帰りの旅に出た。初めて訪れた千本鳥居、なぜ京都の中でも外国人、日本人問わず人気スポットなのか…圧巻としか言いようが無い。また、祀られているのはお稲荷様=狐自体だと思っていたが、狐はあくまで“宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)”という豊穣の神の御使いであるらしい。他にも八坂神社、貴船神社、石塀小路と風情のある名所をぐるりと回り、ああ、アニメではこの角度で彼がいたのだなぁ、と感慨に耽ったのだった。

 
 御朱印集めを初めてから神社仏閣にさらに興味を抱き、中でも中秋の名月にしか行われない大覚寺の“観月の夕べ”に参加したく、その時期をめがけて再訪した。およそ1200年前に嵯峨天皇が貴族と共に池に小舟を浮かべ、月を鑑賞しながら和歌を詠み酒を嗜んだのが始まりだそうだ。残念ながら曇りで月は愛でられなかったが、それでも小舟に揺られて平安時代に想いを馳せるのは何ともロマンチックであった。
 

 せっかくだから京料理を楽しもう、と今回は生麩、湯葉、鱧、京漬物と色々試してみたが、一番の衝撃は京都発祥の“にしんそば”であった。その存在は以前から知っていたが邪道だと思い避けてきたのが悔やまれる。甘露煮の鰊が、あっさりした蕎麦に見事にマッチして、もう一杯おかわりしたいくらいだった。
 
 京都は6回ほど訪れているが、それでもなお四季折々にリピートしたくなる。前回はアニメの聖地巡礼で行ったが、今回は自分にとって神社仏閣巡りという真の意味での聖地巡礼になったのだった。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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加西来夏

職業:旅する映画ラヴァー。映画の聖地であり、年中カラっとした最高の気候…世界中を旅しているけど、やっぱりL.A.が大好きです。年間視聴映画100本以上、訪問39ヵ国~。好きな言葉は“世界は驚きと奇跡に満ちている”。ご意見はkasai.laika@gmail.comまで!




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