編集部
映画祭「JFFLA」 映画『Last Lover』主演・安藤慶一さんインタビュー
2019-08-10
もし、恋人が突然、死んでしまったら…。もし、死んだはずの恋人が戻ってきてくれたら…。愛するとは何か?生きるとは何か?
映画『Last Lover』主演、安藤慶一さんにインタビューした。
『Last Lover』 8/17(土)3pm@LA上映
岡元雄作監督と安藤さんが舞台挨拶
映画祭JFFLAの『Last Lover』のページこちらから
映画『Last Lover』から。美優(優美早紀さん)と光希(安藤慶一さん)
Q 『Last Lover』のオーディションを受けた理由は?
今まで舞台でロミオ役、ハムレット役など主演をさせていただきましたが、映画でも主演をやりたいと思いました。また『Last Lover』は岡元雄作監督のお母様への追悼の映画だと知って、せっかくなら人のためにもなるこの映画をやろうとと思ったからです。
Q 主役に選ばれた時の気持ちは?
目標の一つでもあったのでとても嬉しかったです。同時に映画初主演だったので、めちゃくちゃワクワクしました!
Q 岡元監督からの演技指導は?
「自由に芝居してほしい」と仰ってくださったので、本当に自由に芝居させていただきました。台本はありますが、セリフが終わってからのエチュード部分がたくさんあり、撮影当時持っている全ての引き出しから使わせていただいて、出し尽くしました。笑
映画『Last Lover』から。光希(安藤慶一さん)
Q “地縛霊”の光希役を演じるにあたり、心がけたことは?
監督から事前に役の設定を聞かされていたので、“霊”というより、架空な物体ではなくて本当にそこにいるようなリアルな人間としてFilmの中で生きようと心がけました。
Q 撮影現場でのエピソードは?
撮影現場…。僕の役は地縛霊でしたので、全く他のキャストとの交流もなく、ロケも一回だけで…欲を言えばもっと色んな場所で、色んなキャストと絡みたかったです…笑。
撮影Crewのチームワークが本当に良くて、これは良い作品になるなと勝手に思っていました!
Q 恋人役の美優を演じる優美早紀さんとは、撮影に入る前に、何か話し合ったりしたのでしょうか?
優美さんとはオーディションの時も一緒に演らせていただいて、芝居の雰囲気も知っていました。リハでも芝居させていただいたので、話し合うこともなく…僕自身、新鮮さを大事にしたいと思っていたので、現場以外はあまり話さないようにしていました。笑
Q 『Last Lover』の見所は?
ラブストーリーではありますが、ホラー要素があったり、サスペンス要素もあり、盛りだくさんです。
何が真実なのか…観客の皆さんには、“美優”と一緒に謎を解いて、真実に触れてほしいですね。
映画『Last Lover』から。美優(優美早紀さん)と光希(安藤慶一さん)
Q 映画では、安藤さん演じる光希は死んだ後に地縛霊として恋人の元に戻ってきますが、ご自身の体験で、亡くなった大切な人に戻ってきて欲しいと思いますか?
両親が共働きだったので、小さい頃はいつも祖父が面倒を見てくれました。祖父を亡くしましたが、戻ってきてほしいとは思わないですね。
僕の作品を一緒に観て、会話ができないのは寂しいですが、きっと見ててくれると思いますし、僕が死んだ後に会えるので、たくさん良い報告ができるように今を頑張るのみです。
Q 『Last Lover』が8月17日3pmに上映される際に、安藤さんと岡元監督は舞台挨拶をするそうですね。今からどんな気持ちでしょうか?
とてもexcitingです。笑
将来的に海外で活動したいと思っていますので、昨年2月にも事務所周りやオーディションを受けにL.A.に来ました。そんな土地で、映画が公開されるのが嬉しいです。
Q 「日刊サン」読者へのメッセージ。
こんな素晴らしい映画祭にノミネートいただき、ありがとうございます。
『Last Lover』は岡元監督の想いを土台に、本当にキャスト、撮影Crew、皆で作り上げた素敵な作品になっています。ぜひ大切な人を想いながら、観ていただけたら嬉しいです。観ていただいた皆さんの感想や感じたことで、この作品が完成すると思っていますので、ぜひ面白いと感じましたら、色んな人に薦めていただけたら幸いです。
最後にJapanese Filmがこうして海外の地で上映され、もっともっと世界中でより多くの方々に日本映画というものを観てもらえるようになって欲しいです!
安藤慶一さん 俳優、モデル。10数本の舞台で主演をつとめる。ミスター・ワールドでは2014年実行委員長賞、2015年Webジェニック賞、2016年特別賞を受賞。3年連続は日本初。
『Last Lover』
監督・脚本・撮影・編集:岡元雄作
主題歌:天野 花「Last Lover」
同棲していた美優と光希だが、ある晩、光希が事故で亡くなった。そして今度は美優の同僚が殺害される。しばらくすると、光希が霊になって戻ってきた。光希との楽しい生活が再び始まるが、霊との生活は楽しいだけではなかった。そして新たな事件が…。
◆場所:Tateuchi Democracy Forum-Japanese American National Museum
◆住所:111 N. Central Ave., Los Angeles, CA 90012
◆チケット:$15
=Tomomi Kanemaru
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

