編集部
初代 川柳 生誕300年記念 ⑧ 十六代宗匠 尾藤川柳が初来羅!!
2019-05-04
「元祖柄井川柳翁像」。川柳宗家の象徴的持ち物の一つ。他には「川柳宗家の印」と「初代の真筆」がある。(出展・ドクター川柳)
5月18日、「十六代 尾藤川柳氏を囲むゆうべ」(パイオニア川柳吟社後援)がトーレンス市で開催される。
川柳嗣号者がアメリカで講演するのは、川柳史上、今回が初めてとなる。
講演会に先駆けて、十六代川柳氏に初代川柳について聞いた。
ー初代川柳の作品で好きな句は。
初代川柳は作者ではありませんので全部で五点ほどの作品しか知られておりません。その中に好きな句はありませんが、
木枯や跡で芽をふけ川柳
という辞世の句を大切にしております。
この句は、初代川柳の菩提寺、浅草新堀端の天台宗龍宝寺の境内に句碑が建てられています。
【初代川柳とは】
本名・柄井八右衛門(からいはちえもん)
号・無名庵(むみょうあん)/川柳
活動・宝暦7年(1757)立机〜寛政元年(1789)
江戸の前句附点者。柄井川柳は選の面白さから人気を博し、選句集 『誹風柳多留』を刊行すると、江戸随一の地位をゆるぎないものとした。「川柳」の名称は、柄井川柳の号から興っている。これは類例がなく特筆に価す。 (出展・ドクター川柳)
十六代 尾藤川柳氏を囲むゆうべ
◆柳話:川柳の楽しみと文化・北斎170年/川柳とは(発祥と文芸理念、「川柳260年」)/初代川柳と川柳の三恩人について/葛飾北斎と川柳(北斎の目は川柳で研ぎ澄まされた)/アメリカの川柳(日本での照会映像)/川柳の楽しみ(生きた川柳のために)
◆お題:「つなぐ」(興味がある人は三句作って持参。持参しなくても参加可能)
◆日時:5月18日(土)5pm~7pm
◆参加費: $10
◆会場: Redac Gateway Hotel, Torrance
20801 S. Western Ave., Torrance, CA 90501
◆お申込&お問合せ先:
310-257-9440 (石口)310-828-4734 (宇都)
◆十六代川柳氏ウェブサイト:ドクター川柳
www.doctor-senryu.com
◆フェイスブック:@senryu.bitoh
(つづく)
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

