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コラム

旅は呼んでいる。
vol.28 ハワイ州カウアイ島

2019-04-25

 “離島”という響きに弱い。例えば沖縄県なら久米島や宮古島、ギリシャならケファロニア島やヒオス島など、メインの観光地から少し離れた島には手つかずの自然や歴史的な名所が多く残されており、より非日常感を味わうことが出来るからだ。

 
 カウアイ島は、大好きな映画“ジュラシックパーク”の舞台であるイスラ・ヌブラル島として描かれており、実際に見てみたい!と思い訪れた。中でも断崖絶壁と美しい海岸が続くナパリコーストは映画の雰囲気そのままで、恐竜達のいる島にたどりついたようでワクワクとした。さらに、“パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉”に登場する泉の入り口が撮影された洞窟もあり、いずれも映画の好き嫌いに関係なく美しいロケーションなのでおすすめ。

 
 また、カウアイ島の魅力のひとつにドライブのしやすさも挙げたい。島のあちこちに野生のニワトリがおり急に道に飛び出して来ることがあるので驚いたが、車で周るには大きすぎずちょうどよく、もちろん渋滞もなく、運転しながら絶景が見られるからだ。背の高いユーカリの木々が生い茂り、まるでトンネルのようになっている道路ツリートンネルや、噴火により隆起した山が連なるワイメア渓谷は太平洋のグランドキャニオンとも称されるほどの迫力で、車を降りてゆっくりと鑑賞した。

 
 ハワイ諸島がカメハメハ1世により統一される以前、カウアイ島は独立した王国を築いていた。その王族たちのみが立ち入ることを許された聖地“シダの洞窟”は主に結婚式に使われていたそうで、現在では縁結びのパワースポットになっており、ご利益にあずかろうと訪れた。シダが生い茂る洞窟は非日常的で神聖な雰囲気が漂っていて、歴史ある場所はやはり違うなと感じた。また、洞窟に行く途中、緑豊かな熱帯雨林の中を進むのでちょっとした冒険気分を味わえるのも良い。
 
 街灯が少なく空気が澄んでいるので、肉眼でかなりの星が見られるのも嬉しい。オアフ島から飛行機でおよそ30分、少し足を伸ばして行く価値は十二分にあり!


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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加西来夏

職業:旅する映画ラヴァー。映画の聖地であり、年中カラっとした最高の気候…世界中を旅しているけど、やっぱりL.A.が大好きです。年間視聴映画100本以上、訪問39ヵ国~。好きな言葉は“世界は驚きと奇跡に満ちている”。ご意見はkasai.laika@gmail.comまで!




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