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コラム

来夏の映画観ようよ♪
vol.17 マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー

2018-08-02


 アクアマリンやトルマリン、サファイア…燦々と太陽の光が降り注ぎ、青い宝石のように色を変える美しいエーゲ海。そこに浮かぶ架空の島“カロカイリ”に憧れ「ギリシャへ行こう!」と決めたきっかけとなった、思い入れのある映画の続編。
 
 母親から譲り受けたホテルを改装し、グランドオープンを目前に控えたソフィ。父親のサムや支配人のフェルナンドがそばでサポートをしてくれているものの、夫であるスカイは仕事の関係で遠くニューヨークにおり心細く感じると同時に、二人の将来についても意見が食い違い、悩みを抱えていた。そんな中、ソフィは亡くなった母親ドナを想い、若い頃の彼女はいったいどんな人生を送っていたのだろうかと思いを巡らせる。
 
 もっと、広い世界を見てみたい―大学卒業後、ひとり旅に出た若き日のドナ。まずパリへ行き宿に着いたところで、イギリス人のハリーという青年と出会い、すぐに意気投合する。しかし彼女はそこには留まらず、次にギリシャのカロカイリ島を目指しヨットで向かうが、またもやロマンチックな恋に落ち…過去と現在がクロスしながら母娘の物語が進んでゆく。
 
 誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、ABBAの名曲がベースのミュージカル作品を映画化した前作。引き続き、ミュージカル特有の大人数での華やかなダンスや歌、衣装、美しいロケーションで魅せてくれるヒッピーでハッピーな映画!若さゆえのロマンスもいいし、いくつになっても恋をしていいのだなと前向きに思わせてくれる。中でもキャスト全員揃っての“Super Trouper”は圧巻で、自然と笑顔になり元気を貰った。また、ラストには素敵なサプライズが待ち受けており、母娘の絆に感動すること間違いなし。
  
 ところで相変わらずの海の美しさに「さすがギリシャの離島!」と思っていたが、実は撮影のほとんどがアドリア海に位置する、クロアチアのヴィス島で行われたそう。次の旅行先はここもいいな、と思わされたのであった。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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加西来夏

職業:旅する映画ラヴァー。映画の聖地であり、年中カラっとした最高の気候…世界中を旅しているけど、やっぱりL.A.が大好きです。年間視聴映画100本以上、訪問39ヵ国~。好きな言葉は“世界は驚きと奇跡に満ちている”。ご意見はkasai.laika@gmail.comまで




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