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コラム

今月の庭仕事
Lesson 205

2018-04-04

 今年も早や4分の1が過ぎました。4月になるまでにやっておいた方が良かったことの筆頭は、夏野菜畑・夏花壇畑の地拵えです。「またか!」と思うかもしれませんが、これを怠ると全てが台無しになります。

 野菜や花を植えた時に、成長期に必要なエネルギーを作り出す材料が根の周りに吸収できる状態であると、植えられた野菜や花にとっては涙が出るほどうれしいでしょう。

 しかし、水やりを繰り返すことで、素晴らしかった環境も徐々に変化していきます。豊富にあった栄養も水による流失で不足になりがちです。そこで追肥をして援助し続けなければいけません。

 花壇は、咲き終わった花を除去する大切な仕事があります。これを怠ると種が作り始められるので、新しい花が咲くためのエネルギーが不足します。その結果、花が咲かない、花の数が減少する、花のサイズが小さいなど、良いことは一つもありません。気合を入れて除去しましょう。

 スイートピーなどは、今、花盛りだと思います。枯れた花の除去は、葉が自然に枯れきるまで放っておきましょう。「枯れ始めると見苦しいから取ってしまいたい」と思うかもしれませんが、来年のためのエネルギーを球根に送っている最中なので、温かく見守ってください。

 カメリア(椿)やアゼリア(つつじ)の花はそろそろ咲き終わり、新しい葉が出始める頃です。今が、肥料をあげる絶好の時期です!「きれいなお花をありがとう!」と感謝の気持ちを込めて、秋まで毎月一回、肥料をあげましょう。1回ドカッと肥料をあげると植物にダメージを与えるので、ラベルに書かれている量を厳守しましょう。

 さて芝生は雨のお陰でクールシーズンローンは真っ緑、ウォームシーズンローンはお目覚めの時期でしょう。両方のローンに発芽防止剤の散布をお忘れなく。夏雑草(クラブグラスやスパージなど)の種は、光合成を早く開始しようと種が持っている養分を使い、芽を伸ばしている最中です。事前に発芽防止剤を撒布しておくと、地中から伸びてきた雑草の芽は防止剤に触れると死んでしまいます。

 花壇の方も発芽防止剤を撒布しておくと、後々手入れが簡単になります。


■コラムニスト:南加庭園業連盟の新垣安徳さん。「今月の庭仕事」の18回目から、自分の経験を元にコラムを書いていて、失敗&成功例まで経験豊富!


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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