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コラム

Los Angelesの顔
vol.19 Yukiko Ishii さん

2016-09-07

Wardrobe&コスチュームデザイナー

●日系アメリカ人のNPOが主催する舞台などのコスチュームデザインをしていますが、どんな気持ちで携わっていますか?

 日米文化会館のイベントやノブコ・ミヤモトが主宰するGreat Leapのパフォーマンス「ファンダンゴンオボン」(いろいろな民族のコミュニティを繋げるイベント)に関わらせていただいて光栄です。

 私たち日本人がアメリカで問題なく暮らせるのは、100年以上も前に日本からアメリカに移民してこられた日系アメリカ人の方々の努力のお陰です。彼らがアメリカで築いた歴史と暮らしがありますが、近年はLAのリトル東京近辺で開発が進み、街から日系アメリカ人らしさが薄れているように感じられます。そこで日本人として何か日系コミュニティの役に立てないかなと思い、その方法が“衣装”という形での貢献でした。

●日系のイベントでは日本のセンスが要求されるかと思いますが…。

 日系移民をテーマにした舞台で衣装を担当した時、ほぼ完成した衣装を監督に見せると「これは日系文化じゃない!」と言われて、驚きました。私のデザインは日本らしさを出し切ったものだったので、この時、初めて日系アメリカ人と日本人の文化とは異なると気がつきました。私は、ほぼ日本人だけいる日本で育ったので、異文化を尊重する意識が薄かったのです。日系人研究をしている親友のサポートもあり、日系アメリカ人は近いようで遠い側面を私たち日本人との間に持つことを知りました。また分野を問わず、根底に人として他を尊重することがとても重要だと学びました。

●コスチュームを担当して「良かったな」ということは?

 素晴らしい方たちとの出会いに恵まれたお陰で学びが多かったことです。

「ファンダンゴンオボン」で歌うノブコ(右)


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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