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コラム

編集部
パラリンピック正式競技・車いすテニス 20年の東京・28年のLAを目指す 日本・アメリカ・カナダの若い選手たち <2>

2018-01-23

 今月初旬、車いすテニスの国別対抗・国際親善試合「JTB 車いすテニス・グローバル・チャレンジ」(B Adapitve Foundation主催)がロサンゼルス近郊で開催され、日本、アメリカ、カナダから12人の選手が参加した。2020年の東京、2028年のロサンゼルス・パラリンピックへの出場が期待される3カ国の選手と関係者に各国の車いすテニスの現状や今後の抱負をインタビューした。毎日連載パート2。

坂口 剛さん
一般社団法人 日本車いすスポーツ協会 代表理事
車いすテニスクラブ「ウラテク」校長

ランチタイムに日本人選手にアドバイスする坂口さん(左)


―車いすスポーツのサークルやNPOではなくて、なぜ、一般社団法人にしたのですか。

 坂口 最初の何年かはサークルで活動しました。 子どもは、幼稚園や小学校で同じ遊びをする友達同士で、仲間になったりしますよね。スポーツも勉強も同じです。息子の場合はそれが叶わないので、仲間ごと作るしかない。

 障害者と健常者と共通の夢を持って仲間を作るのは一つのパターンだと思いますが、障害のある子どもたちは、それぞれが点在して孤立しているのが徐々に分かりました。

 コミュニティがないので情報が発信されず、何かしようとしても情報がないので、結局、それぞれが単独で生きていくしかない。この状況下で、引きこもりになったり、いろいろ要素がマイナスに働くという状況でした。そこで、障害というのを基本にして仲間を作ろうとサークルを始めました。

 そして、次に法人団体にしたのは、サークルより“株式会社”の方が信用があるからです。

 私がサークルの次にどうしようかと考えていた頃、震災に関係したNPOの犯罪が多発していて、NPOに対するイメージが非常に悪かったです。また日本では、障害のある子どもをサポートしている団体となると、なんだか怪しいイメージがあったので、社団法人を設立しました。

(1月24日付けにつづく)


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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