キム・ホンソンの三味一体
vol85 日韓ファミリーイベントお勧めです②
2017-10-19
最近、日韓ファミリーイベントのアウトリーチで色々なところにおうかがいしてフライヤーを貼ってもらっています。日系マーケットをはじめ幼稚園や学校、そしてお寺や教会にもお邪魔させていただきました。疲れただろうと栄養ドリンクを飲ませてくださった方やその場でチラシの写真をスマホでとってお友達に転送してくださった方もおられました。また、あるお寺の住職の先生とはお互いに気があってキリスト教と仏教について時間を忘れ話し込んだこともありました。
とにかく皆さんがあまりにもご親切に対応してくださるので、ひょっとしたら自分は訪問販売などの仕事に向いているのかもしれないと、勘違いしそうになりました。
お会いした方々からの質問の中に日韓ファミリー(日本人と韓国人の夫婦とその子供)でないとイベントに参加できないのか、というのがありました。これは全くそうではなくて、どなたが参加されても良いイベントです。このイベントの根本的な趣旨は、人それぞれのバックグラウンドや文化などという「違い」が、お互いを理解し受け入れることへの妨げになるという通念は間違いであることを知ること、そしてお互いの違いが個性として受け入れられ調和している事実を発見するところにあります。ですから「アメリカ社会において自分はマイノリティーである」という認識がある人ならば誰でも共感し学び楽しむことの出来るイベントだと思っています。
日本で大学生だった時、夏休みの間ボランティア活動でバングラディシュに行ったことがあります。ホームステイ先のお家で、それこそ身振り手振りでコミュニケーションをとりつつ習慣や文化の違いに圧倒されそうになりながらも、ある時、自分が家族の一員のように受け入れられていると感じたことがありました。その時の心が温かくなって言いようのない幸せな感覚を今でもおぼえています。まさにそのような感覚を目指し求めていこうとするのがこのイベントの根幹にある目的です。
是非ともこのイベントに来られて違いを持つ者同士の連帯とハーモニーを体験していただけたらと思います。10月29日(日)午後2時からです。お問い合わせは (310) 339-9635 または foslcommunity@gmail.com キムまでお願いします
フェイスブック:fb.me/FOSL.Community
予約:https://goo.gl/forms/G4ZVWtybbotTZCkn2
(ちなみにフェイスブックから見られる子供達は、我が家の双子ボーイズと娘です。正真正銘の日韓キッズです!)
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

