編集部
◆インタビュー連載◆14 YAMAさん(タレント・元山本山関)/ 林竜禅先生(高野山米国別院開教師)
2017-02-16
今月のグラミー賞に出演したEd Sheeranの『Shape of You』のPVに出演しているタレントのYAMAさん(元日本相撲協会力士・四股名は山本山)にアメリカに来た当時の話と日系コミュニティでのボランティアについて聞いた。
―YAMAさんは林先生と再会した頃はアメリカででどんな活動をしていたんですか?
YAMA 当時は、アメリカで相撲のデモンストレーションをしていました。
俺は、相撲協会を離れてから、仕事に就こうと背広を着てハローワークに通いました。ちょうど通い始めた頃に、今所属しているエージェントから「アメリカで仕事をしてみませんか?」という連絡をもらいました。
俺は、当時、正直、半信半疑だったので海外とのやりとりに慣れている知り合いに相談して、一緒に東京でそのエージェントと会うことにしました。
そして、色々と悩んで考えましたが、最初は、とりあえずアメリカで短期間だけトライしてみようと渡米しました。
―YAMAさんはその頃からリトル東京交番で観光客の道案内などをするボランティアをしていますよね。
YAMA ロサンゼルスに来たばかりの頃、デモンストレーションのない日は、徒歩と自転車でリトル東京やその周辺を回っていたので自然にリトル東京には詳しくなっていました。
ある日、桑田不動産の桑田さんが、「時間があるのなら、交番で観光客との受け答えをしながら英語の勉強でもしたらどうか」って声をかけてくれて、交番を紹介してくれたんです。
交番でボランティアをしていたら、日系コミュニティの人たちがいろいろと助けてくれました。そんな中、竜二とも再会しました。
あのタイミングで竜二に会えたことが、アメリカにまた来てもいいかなって思う要因にもなりましたよね。短期ステイを終えて日本に帰国した後は、竜二のお陰で、またアメリカに行きたくて仕方がなかったです。
林 本人(YAMA)は新しい気持ちでロサンゼルスに来たけれど、右も左もわからないだろうからと思ったので、僕がロサンゼルスに来てから色々と良くしてくださる方たちを紹介したり、コミュニティのことやコミュニティの方たちのことを教えたりしました。
(続く)
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

