編集部
◆インタビュー連載◆12 YAMAさん(タレント・元山本山関)/ 林竜禅先生(高野山米国別院開教師)
2017-02-14
インタビューに応じる林竜禅先生(左)とYAMAさん=高野山米国別院
現在、アメリカでタレントとして活躍しているYAMAさん(元日本相撲協会力士・四股名は山本山)と林竜禅先生は、4年前に偶然にもロサンゼルスのリトル東京で再会した。再会後は急速に親交を温め、今はまるで兄弟のような二人。YAMAさんと林先生に相撲・格闘技・仏教・日系コミュニティについて、そして二人の今後の抱負について聞いた。
双子の兄弟みたい
―お二人はどんなきっかけで出会ったんですか。
YAMA 俺が相撲で現役の頃、九州場所の宿舎が竜二の実家で2年間、お世話になったんですよ。けれど、2年目には竜二はもういなかったんだよな?
林 そう、1年目だけ。
YAMA 『熱血硬派くにおくん』というゲームがあって、それに冷峰学園という敵のチームがあって、そこに、竜一・竜二というダブルドラゴンズという双子の兄弟がいたんですよ。
俺の本名が龍一で、彼の本名が竜二だから「それやん!」って話になって、な。
林 僕らの世代の子だったら、だいたいが知っているゲームのキャラクターです。
名前の共通点があって、漫画もお互いに知っているものがあったことが、きっかけになった。
YAMA 竜二が漫画が好きだって聞いてね、俺が東京に帰ってすぐに「これ、おもしれーぞ」っていう漫画を送ったんですよ。それを竜二がずっと覚えていてくれて。
林 たった1ヶ月半、一緒に過ごしただけなのに漫画を送ってくれたりして、律儀な人だなって、すごく印象に残っていたんです。彼のことは特に覚えていました。
(続く)
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。