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コラム

編集部
Clean Streets LA Challenge

2017-01-21

ロサンゼルス市内清掃グループに補助金を授与

(左から)クマモト氏、ルー市会議員、永野氏、パティ・永野氏、鬼頭氏

 1月14日、ロサンゼルス市が実施している市内清掃プロジェクトClean Streets LA Challengeの補助金の授与式がロサンゼルス市役所で行われた。2016年度は市内50の団体が受賞し、日系コミュニティでは12月5日に「LITTLE TOKYO Sparkle!ナンシー菊池ボランティア・デー」を主催したリトル東京防犯協会に1500ドルが授与された。

 ロサンゼルス市衛生局は、市内の衛生を保つために様々な方法で清掃事業を実施している。一般的に知られているのは、清掃車を走らせてのストリート・クリーニング、家庭ごみ収集、公共の場へのゴミ箱設置などがある。しかし、広いロサンゼルス市内をキレイにするには行政だけの事業では限界がある。そこでロサンゼルス市は 市内清掃に取り組むコミュニティ団体などに補助金を出すClean Streets LA Challengeプロジェクトを開始した。

 「LITTLE TOKYO Sparkle!」主催グループを代表して授与式に出席したのは、Historic Cultural Neighborhood Council(HCNC)会長のアラン・クマモト氏、HCNC第二副会長のスティーブ・永野氏、リトル東京防犯協会会長のブライアン鬼頭氏。デビット・ルー市議会議員からトラッシュ・ボックスの形をした記念のトロフィーが贈られた。ルー議員は、「今日の受賞者たちは、一歩前に出て近所や地域社会でイニシアチブを取ろうという人々です。ロサンゼルス市は全てはできないので、このプロジェクトはとても大切です。この受賞によって、近所をキレイにすることにプライドを持ち、誰でも変化をもたらすことができると自覚します」と話した。

 授与式後のインタビューで、永野氏は「実はロサンゼルス市の補助金をもらえると知ったのは『LITTLE TOKYO Sparkle!』を行う間際でした。『補助金はもらえなくてもリトル東京の清掃をしよう』という気持ちを優先して準備を進めていたので、補助金をもらえると知った時は嬉しかったです。最初はリトル東京の清掃が第一目的で、リトル東京は日系コミュニティの真ん中にあるんだという感覚を育むことは第二目的でした。しかし、準備をするうちに優先順位が逆転しました。

 当日は、リトル東京で暮らしていない人たちや日系新一世も日本人も千葉明総領事も300人以上が参加してくれました。 この清掃を通して、リトル東京は日系の人々の心の中にリトル東京があることを知ることができました」と話した。

 鬼頭氏は「これまでのリトル東京の清掃はリトル東京防犯協会が清掃道具など準備していましたが、今回はHCNCがイニシアチブをとって補助金申請を進めてくれて助かりました。このプロジェクトの本当の受賞者はリトル東京とコミュニティ全員です」と話した。

 次回の「LITTLE TOKYO Sparkle!ナンシー菊池ボランティア・デー」は5月に開催される予定。

=Tomomi Kanemaru


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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