編集部
在ロサンゼルス日本国総領事館 千葉 明 総領事新年挨拶
2017-01-07
日刊サンの読者の皆様、明けましておめでとうございます。
昨年は、総領事館の業務に対し、温かいご支援とご協力を賜りましたことに、厚くお礼を申し上げます。
私は、2016年7月に当地に着任してから、この半年ほどの間に、各地で邦人の皆様や、日系コミュニティーの皆様他、多くの方々のご活躍ぶりを目の当たりにしました。今日のしっかりした日米両国の絆は、長年に亘る皆様方のご尽力・ご貢献に支えられており、今後も益々発展していくものと確信いたしました。
昨年秋、オバマ大統領が、春の訪問について広島平和記念資料館に送った感謝状には、一つの目的のために共に行動する責任が記されていました。このメッセージは、冬に安倍総理大臣がオバマ大統領と肩を並べて真珠湾を訪れた際も谺しました。過去の事象に対する不平不満でも、同時代人に対する認知要求でもない、未来に対する共同の責任こそが、両国の和解の円熟の証といえましょう。
本年1月には、米国に新政権が誕生し、日米関係の新たな一ページが始まります。東アジアの平和と安定の維持のみならず、国際社会の繁栄において、日米間の「希望の同盟」は、更に強化・発展させることが重要となります。
2017年には、ハリウッドにジャパン・ハウスが開館する予定です。ジャパン・ハウスは、日本の持つ多様な魅力を、見て、聞いて、触れて、味わって、と総合的に体験することができる、官民パートナーシップの発信拠点として、日本の多様な魅力を米国のみならず世界にアピールし、対日理解を深める新たな事業として期待されています。
総領事館では、これら新たな事業にも取り組みつつ、在留邦人、留学生や旅行者の方々に対する各種領事サービスの充実、日系コミュニティーの皆様の活動に対する支援, 日系企業の支援にも全力を挙げて取り組んで参ります。
本年が、日刊サンの読者の皆様にとりまして、素晴らしい飛躍の年となりますよう祈念申し上げます。
2017年 元旦
在ロサンゼルス日本国総領事
千葉 明
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

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