後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第414回 米大統領及び夫人のランキング
2017-02-23
大統領と夫人と言えど神ならぬ身、出来、不出来は当然ある。
オバマ前大統領がこのほど、歴代四三人の業績比較で一二位となり、賞賛されている。
このプロジェクトはイタリアの名門シェナ大学が主宰、歴史学者九一人がランク付けを担当、C-SPAN(政治・議会専門のケーブルTV)がスポンサーを務めた。
業績十項目を採点、総合評価したもので、オバマは平等正義(三位)、倫理観(七位)、経済運営(八位)、説得力(十位)等で高い評価を得た。
一方、議会との関係(三九位)、国際関係(二四位)、内閣運営(一九位)等で評価が低かった。
業績トップ5は奴隷解放のリンカーン、米国独立の父ワシントン、日米戦争を指揮したFルーズヴェルト。
さらに巨大資本を統制したTルーズヴェルト、日米安保体制を創始したアイゼンハワー。
アイゼンハワー以降はケネデイ八位、Lジョンソン十位、ニクソン二八位、フォード二五位、カーター二六位、レーガン九位、父ブッシュ二十位、クリントン一五位、息子ブッシュ三三位。
最下位は南北戦争の原因を作ったブキャナンで、ペリー提督を遣して日本の鎖国解除を迫ったフィルモアは三七位だった。
シエナ大学は大統領夫人のランク付けも数年ごとに発表している。プロジェクトメンバーは大統領の時と同じ。
最新(二○一四年)の比較調査は国への貢献、指導力、勇気、好感度、内助等の二十項目。
歴代四三夫人中、ハーバード大卒の弁護士ミッシェル・オバマ夫人は五位、国務長官を経て大統領選に挑戦、トランプに敗れたヒラリー・クリントンは六位。
トップ3の一位はポリオの夫を支え国連代表を務めたエレノア・Fルーズヴェルト、二位にアビゲイル・アダムス、三位にジャクリーン・ケネデイ
がランクされている。
三五位のメアリー・リンカーンは派手好きで嫉妬深くヒステリー。夫の暗殺後は精神に異常をきたし、死ぬまで精神病院に収容された。
最下位のジェーン・ピアースは病気を装って娘に終始ファーストレデイを務めさせたという。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

