後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第422回 あほらしくて税金払う気にならん
2017-04-20
納税なんてやってられないとの声だ。
善良な市民だなどとおだてられ、政府の課税を園児のように受け入れる日本人はお人よしだ。
働いても、ものを買っても、ものをもらっても、家を持っても、家を継いでも、車に乗っても、酒を呑んでも、タバコを吸っても、正しく生活していても容赦ない課税から逃れられる日とてない。
仮に月給五○万円として税金、年金等を差し引くと残るのは三○万円余。そこから家のローンを払ったら、二五、六万円余。
値を張る教育費、生活費、冠婚葬祭費・・物価上昇に見合う身入りは望み薄だ。月給はあがらず実質減った小遣い銭でやけ酒呑むと、赤字になってああ涙もでない。
九七兆円という本年度国家予算の大半は社会保障費、公共事業費という名目で消えていく。
収入は六三兆円、残りの三四兆円は例の借金(国際発行) で賄うから、借金トータルは千百兆円を突破!
今の政治家は借りたら返す当然の策さえ考えてはおらん。
空港や道路など事業支出は赤字のもと。
選挙に勝つための自民議員の地元利益誘導だから採算抜きで、利用客の少ない空港や道路だらけ。
ツケは国家予算にはね返り赤字が赤字を生む無責任政治が延々続く。
無責任さは内閣機密費ひとつ見るだけでわかる。
毎年一四億六千万円組まれているが、外務省から一○億上納されているそうだから、内閣機密費は実質、二四億六千万円。
裏外交に使っているそうだが、機密費だから非公開。領収書不要、監査無用だとうそぶく。
元官房長官の野中氏によると、首相に毎月一千万円、自民党の国対委員長と参院幹事長に毎月五百万円渡していたという。
外遊議員に百万円、野党やマスコミのうるさ方に百、二百万円配る。
四五回衆院選挙で破れ下野する直前、時の河村官房長官は一挙に二億五千万円引き出している。引き継いだ民主党にはびた一銭残っていなかった。
野中氏によると、毎月五~七千万円出て行くが、残り十億余は一体どこに消えていくのだろう。
ずさんな血税の使い道。あほらしくて税金なんて払う気にならん。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

