今月の庭仕事
Lesson 187
2017-05-25
5月も下旬に入りました。前回の庭園業者連盟の野菜セミナーで購入したトマト、きゅうりはお元気ですか?私は、今年は家の事情で、野菜つくりができないので、スーパーマーケットのお世話になっています。お店で購入した野菜と家庭菜園からの採りたての野菜は、味というか風味というか、口に入れた瞬間に違いが分かります。もちろん手塩にかけて育てた味は格別です。
今からでも家庭菜園をやってみようと思っている読者の方の参考になれば幸いです。植え付けですが、場所はフルサン(FULL sun)が絶対条件です。
地植えの場合、土壌改良材(土の状態によって使用する土壌改良材は違います。保水性、排水性を高め、酸度を中性帯に保つために使用します)基肥等を前もって土に混ぜ込みます。基肥に有機肥料を使用した場合、植え付けは2週間後に行うこと。土になじむというか、プラントが養分を吸収できる状態なるまで、土の中で発酵し発熱するためです。すぐに植えると熱で根を痛めてしまいます。
プラントを植える穴を掘りプラントを植えますが、その前にする大事なこと、それはプラントをポットから出すことです。この動作は重要です。幸い今回はトマト、キュウリの野菜が対象なので、容器は4インチか大きくても1ガロン程度の大きさになることが予想されます。排水のためのポットの底の穴から根が外に出てポットに付着しているのにもかかわらず、無理やり引っ張ったりすると根土を崩してしまいます。分りやすくいうと、引っ張った時に主根だけが土から出てしまいます。
細根を失ってしまうと養分を吸収するためのゲート/入り口を閉めてしまうことに等しく、新たな細根が再生されるまではプラント内にある水分養分だけで新たな細根を再生しなくてはなりません。間に合わなかった時は枯れてしまいます。私の場合ポットから引き上げるのではなく、逆に持ってポットの方を引き上げます、もちろん引き上げる前に、根度が崩れないよう水を湿らせておくことをお忘れなく。まだ穴も掘ってませんが、、、、続きは次回ということで。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

