今月の庭仕事
Lesson 185
2017-04-26
今年は雨がたくさん降ったお陰で助かりました!何が助かったというと、何年間も続いた干ばつで瀕死の状態だった芝生に肥料をあげて修復のための芝生の種を蒔くことができました。安い種を蒔くと成長した時に色が違ってしまい、無残な姿になるので気をつけましょう。自分の芝の種類が分からない場合は、種売り場で自分の家の芝生の写真を店員さんに見せましょう。最適な種を選んでくれるはずです。
この時、お店の店員さんが下記についても聞いてくれたら、そのお店は推薦します!①種を蒔く場所のデコボコを修復するためのトップソイル、②種を覆って湿り気を保持するためのシードカバー、③種の成長を助けるための種用肥料、④最初の芝刈りの後に蒔く肥料、⑤発芽した雑草に対する選別性のある殺草剤、⑥まだ発芽していない雑草に対する発芽防止剤など。どんな芝生かも聞かないお店では買わない方が無難でしょう。
さて他に良かったことは、地中の塩分濃度が下がったことです。例えば、雨が降り始める前のアボカドの葉は葉の端が茶色く枯れていましたが、雨の後に出てきた新しい葉は端まで緑になっているはずです。植物は話さないので、色の変化で知らせてきます。見落とすことがないようにしてあげてください。
都合の悪かったことは、雑草が一斉に発芽し始めたことでしょうか。雨で地中が湿り、種を作る前に引き抜くのがベストでしたが、種ができて落下した後に引き抜きました。しかし、それが再び発芽して無残な光景が広がっています。
他には、蚊です。蚊はボーフラから育ち、ボーフラは水たまりの中で成長します。この長雨でいたるところに水溜りができました。例えば、放置されているポットの中、古タイヤの中、使用中のポットの下のソーサーの中、タイヤがパンクして放置された一輪車の中など。一度、家の周りを見て下さい。蚊は西ナイル病など様々な病気を媒介します。ミントやバジルは、その匂いを嫌って蚊が近づかないそうなので、ポットにでも植えて、バックパティオにでも置いておけば、虫除けの助けになります。地植えは、広がりすぎるのでよく考えて植えましょう。
■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟の新垣安徳さん。「今月の庭仕事」の18回目から、自分の経験を元にコラムを書いていて、失敗&成功例まで経験豊富!
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

