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コラム

後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第384回 結婚事情、日米事情あれこれ

2016-07-21

人生にはいくつか節目がある。
地球に生まれ大人になり結婚し子供を育て死に逝くプロセスは、時に海の航路に例えられる。
予見なく未婚の美女が風の如く現れ出でた。希望の処女航海と最後の始末について情報を欲している。求めに応じ、日米事情を少々。
米オンライン大手調査社サムタックの調べ(一六年二月実施)によると、米国人は結婚式(挙式と披露宴)に平均一三六人を招き一二一八九㌦(一二八万円)、使っている。
都市別にみると一位はニューヨークの一六○七七㌦、二位フィラデルフイア一五四三五㌦、十四位ロサンゼルス一二七○九㌦と続いている。
一方、日本ゼクジィ・トレンド調査(二○一五年版)によると、カップルは平均七二人を招待し結婚式に三三七万円、使っている。
結婚機関のアップインによると、三十代の結婚式は三七○・七万円。
挙式(約二九万円)よりも、料理飲み物(一二○万円)、披露宴その他にカネをかけている。
米国で結婚費用を出すのはカップルが各四三%、新郎の親が一二%、親戚、兄弟が二%(かつては新婦側が全額負担)。
日本では、三七%をカップルが支出、残り六割強を祝儀で埋めている。
祝儀の総計は二二七万円、一人当たり三万円。カップルの七割近くが親の援助を受けている。
米国の招待客が使うカネは六七三㌦ほど。
ご祝儀文化はないが、オンラインのウイッシュリストに二人のほしい物を列記、しっかり招待客におねだりする。
指定のデパートに出向きリストから贈り物を選ぶ手法で、贈り物のダブリを避ける知恵だ。
キッチン用品,家電などに人気があるが、最近はハネムーン資金をねだるカップルもいるという。
日本の結婚式はホテルで短時間に行うが、米国は七、八時間かける。教会ほか美術館、湖畔、浜辺等を使い余興、ダンス等で深夜まで騒ぐ。
だが悲惨なことに甘い生活もやがて破綻、米国で二組に一組、日本で三組に一組、離婚に終わる。
晴天下の人生航路も嵐の予感にうち沈む。それを聞くとフっと美女の口からため息が漏れた。 


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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後藤英彦

一九六四年時事通信社入社。旧通産省、旧農林省、旧大蔵省を担当後、ロサン
ゼルス特派員。本社海外部次長。途中希望退社して盛岡大学客員教授、評論活
動。二度目の来米でジャパン・ジャーナルを主宰。講談社、エルネオス系を中心
に寄稿中。主著に「日本をダメにした官僚の大罪」(講談社)。中大法学部法律
学科卒業。福岡県出身。グレンデール在住。

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後藤さんのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/jajala816




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