苦楽歳時記
vol201 ショートショート7
2016-06-02
『ぶつかる』
国会議事堂の掃除のおばちゃんが、トイレの掃除が終わって出ようとしたときに男性とぶつかった。
アイムソーリ ヒゲソーリ。
ぶつかった男性は、安倍ソーリ。
『名曲』
カラオケボックスに友と出向いた。
「ない、ない、お気に入りの曲がない」。
「有名な歌がどうしてないの?」店長に伺ってみた。
「誰でも知っている歌なんですが… それはちょっと、おいていません」。
友は『君が代』が歌いたかったのだ!
『カキ・エキス』
「抗がん剤の副作用で悩んでいます」と友に尋ねたら、
「カキ・エキスを飲んだら良い」と教えてくれた。
「半年間飲み続けても効果なし」と友に告げると、
「そんなはずがない!」と言われた。
私が飲んだのは牡蠣エキス。
友が薦めてくれたのは柿エキス。
『ケンカ』
歯科医と外科医がケンカしている。
どちらが負けたでしょう。
答え。歯医者(敗者)
『ピアノ』
父:このピアノ中古だけれど、七百ドルもしたのだよ。
娘:六九九ドル九〇セント。
父:七百ドル。
娘:六九九ドル九〇セントだってばー。
父:いや、七〇〇ドル。
娘:きのう、調律師のおじさんがこられてピアノの中を開けたら、鍵盤の下におつり十セント入っていたの。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

