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コラム

後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第357回 映画の都、ハリウッドの裏事情

2016-01-14

 SF映画「スターウォーズ・フォースの覚醒」(シリーズ七作目)で、世界が沸騰している。
 昨年十二月中旬以降の一斉公開というからやっと一ヵ月経ったかどうかのこの時期に、「興行収入が世界最高を記録するのは確実」と早くも噂されている。
 このまま行くと近未来映画「アバター」のもつ興行収入の世界最高記録二十七億九千万㌦(約三千二百八十九億円)をきっと上回る。
 どころか史上初の総収益三億㌦(約三百六十億円)を突破するのも確実と言われている。
 「スターウォーズ」と言えばシリーズ生みの親、ジョージ・ルーカス監督を抜きにして語れないが、今回の第七作のメガホンをとったのはJ・Jエイブラムスというユダヤ系のご仁。
 映画業界で働く人々の嫉妬やいじわるに嫌気がさしたルーカスさん。
 二○一二年の十月、自分の城の映画製作会社「ルーカス・フィルム」をディズニーにあっさり売り飛ばしてしまった。
 「ルーカス・フィルム」は手放したが、要請を受けるはずと踏んだ監督の話が来なかった。
 一つは路線の違い。ディズニーの好みはレトロ(懐古趣味)映画。
 お客が喜べば使い古しの筋書きで十分なのだが、ルーカスは「そんなのダメだ」。
 実験的な映画でキャリアを積んだ男だけにディズニー路線は堕落した守銭奴の仕事と映る。
 いま一つは非ユダヤ系のルーカスがユダヤ系に吸収されたという見方。
 現役のアイガー、先代のアイズナーは共にユダヤ系のCEOだし、ルーカスの後任監督エイブラムスもユダヤ系だ。
 ハリウッド映画は東欧系ユダヤ人の興した産業だ。業界一のMGMは言わずもがな。
 二○世紀フォックス、ワーナーブラザーズ、パラマウント、ユニバーサル、コロンビア、いずれも勤勉なユダヤ人が興した会社だ。
 有名な監督、俳優の半数近くもユダヤ系かユダヤの血を引く人々と言われている。
 ユダヤ系でなければ難しい、という噂は半分は当たっている。
 ルーカス監督もタルムード商法に屈した可能性がある。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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後藤英彦

一九六四年時事通信社入社。旧通産省、旧農林省、旧大蔵省を担当後、ロサン
ゼルス特派員。本社海外部次長。途中希望退社して盛岡大学客員教授、評論活
動。二度目の来米でジャパン・ジャーナルを主宰。講談社、エルネオス系を中心
に寄稿中。主著に「日本をダメにした官僚の大罪」(講談社)。中大法学部法律
学科卒業。福岡県出身。グレンデール在住。

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後藤さんのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/jajala816




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