今月の庭仕事
Lesson 135
2015-03-04
新年が明けたと思ったら、もう3月です。冬の間にすることは終わりましたか?果樹の剪定、バラの剪定、果樹、バラへの休眠期病害虫防除スプレー、果樹への寒肥、芝生、花壇、グランドカバー、果樹の周りへの雑草の発芽防止剤の散布などなど。去年10月頃(冬の雑草が発芽する前)に散布していれば、冬雑草の後始末におわれることはありませんが…。
発芽防止剤は、芝生の種類、花壇の花、グランドカバーの種類によって、使用できる薬剤が異なるので、説明書で確認してから使用するようにしてください。それともう一つ大切なのは、観賞用(上記の芝生、花壇グランドカバー)は、果樹や野菜畑の収穫用畑には使用できないので気をつけましょう。
レッスン133で書いた「薬剤の組み合わせ」ですが、日本語のサイトで名前を確認したところ、有機銅水和剤、石灰硫黄合剤、油剤、こちらではCopper Fungicidal Garden Spray、 Sulfur Year Round Spray、 Oil (Mineral Oil)という名前で販売されています。銅と硫黄、銅とオイルは混ぜて使用することができますが、硫黄とオイルは混ぜて使用することはできません。硫黄とオイルは使用間隔を最低1ヶ月はあけなければなりません。今年の年末時の参考になれば幸いです。
休眠期が終わったにもかかわらず、なぜ今頃このことを書くのかというと、以前はこの三種類の薬剤を混ぜて完全ドーマントスプレーとして使用していましたが、説明書を改めて読み返してみると、オイルスプレーの説明書に「硫黄とは混合しないように」と書かれていました。オイルもいろいろな種類があります。同じオイル系だからと安心せずに薬剤を購入する度に説明書を読んでから使用するようにしてください。濃度や使用温度制限、対象植物が変便になっていることも考えられます。
さて、もう3月なのでブーゲンビリアやハイビスカスなど冬の寒さに弱いプラントは痛んだ枝などは切り取りましょう。冬の間、霜害部分がその下の健康な部分を守ってくれていましたが、見ばえがよくないのでバッサリいきましょう。キャメリアの花が茶色に変色するのはブライト病が原因です。落下した花はこまめにとりましょう。
■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟メンバーの新垣安徳さん。
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※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

