後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第310回 幼児に甘い日本人の母親
2015-01-29
「私を誰だと思っているの。私がピーナツ嫌いと知らないの?(離陸しかけている旅客機に)止まるのよ。元に引き返せ」
韓進グループ会長のわが儘娘、チョ・ヒョナ大韓航空副社長の迷惑行為が話題になっている。
ピーナツ姫騒動前後に米市場調査会社GfKが機内の迷惑行為について調べたところ、一番多いのは「前席の座席を蹴る客」だったという。
前回調査で一番の迷惑、「子供を注意しない親」は二位に後退した。
以下は「香水くさい客」、「大声で話したり、大音量で音楽を聴く客」、「大酒飲みの客」の順。
「迷惑行為をしている人に直接話す」と答えた客は、二二%だった。
迷惑に向き合い話し合うより、前席を蹴って(六七%)イスに怒りをぶつけるのだ。
迷惑行為をさんざんしているくせに、人に迷惑をかけているという自覚に欠けている。
だから自分の迷惑行為を棚にあげ後ろから座席を蹴る客の態度を、迷惑と思っている。
幼児に甘い親は日本人に多い。子供が泣いていても放置している。泣き疲れて寝るまで子供に注意しない。
機内を走り回る幼児はとりわけ日本人に多い。イスにじっとしておれないようだ。複数幼児がいると機内は日本人幼児の遊び場と化してしまう。
走り回るわが子を母親の目が追っている。口元が緩んでいる。
眉間にしわを寄せてその様子を見ている米国人。「迷惑至極」と思いつつ抗議はしない。
イライラしてくると前の座席を蹴とばす。「走る幼児を止めて」という強いサインだ。
そうと知らない日本人母親は米国人の無礼を心で怒っている。
なぜ母性の日米ギャップが起きるのか。
米国の母親は判断力のない幼児にもわからせる必要があると考える。仕置きを重視し肉体の痛さで「してはいけない」ことを教える。
日本人母親は「善悪判断できないのが幼児、わかる時期が来るまで見守る」というスタンス。
母親の放任主義が機内の幼児の号泣やかけっこになるのだ。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

