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コラム

今月の庭仕事
Lesson125 畝について補足レッスン

2014-10-29

 以前、畝(うね)を作ることについて書きましたが、今日は説明を補足します。
鉢植えで野菜を作っている方々も多くおられるので、鉢植えの要点について話します。
 鉢植えの状態は、畝を立てて野菜を作ってるのと非常に近い状態です。まず水はけは、鉢の横なり底にいくつもの穴を開けることで達成されています。この時、できるだけ多くの水はけ用の穴を開けることです。そうすることで、鉢植えの大きな欠点の一つである“水はけ不良”の問題が解決されます。
 ただし、穴を開けただけではダメです。鉢土の底には必ず、石ころや鉢のかけら等、鉢の中の土があまり少なくならない程度にすることを心掛けてください。これをしないと鉢底に必ず、水分が留まりすぎて病気になりかねないです。
 そして同じくらい大事なことは、鉢の下に上記の石ころや鉢のかけらを置きましょう。これで、鉢の底と鉢を置く場所との間に空気の通る隙間を作ることができます。これをしないと成長した野菜の根が鉢の穴を塞いで水はけが悪くなります。もし、こうなった場合は、箸などで穴を開けてください。
 その次に、畝を立てることの意味で大きいのが、空気中の酸素を取り込みやすくすることです。鉢植えの場合、もし鉢植え用の土を買って植えれば空気はよく通るので問題ないでしょう。特に素焼きの鉢の場合はそのサイドからも取り入れられるので問題ないです。
 畝を作ることのもう一つの大きな役割は、春先に温度が上げやすいことです。特に畝を南北に作れば、その効果は大きくなります。理由は土を畝にすることで、土の単位面積当たりの太陽から受けるエネルギーが多くなります。おまけに南北だとおひさまは一日中必ず東側、または西側から当たります。
 鉢植えではおひさまが横から当たると温度が上がります。特に夏で、比較的小さめの鉢で、午後の陽射しが当たるところは要注意です。それを防ぐのには大きめの鉢に植え、午後の日差しが強く当たらないところに置き、鉢の周りを強い日が当たらないように、または和らげるように工夫してください。それでも鉢が乾き過ぎたら、1回の水やりを2、3回に分けて与えてください。

■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟会員の白澤まことさん。連盟主催の野菜セミナーで講師を務める。NTB「チャレンジ・ザ・ガーデニング」出演の経歴もあり。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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