NikkanSAN_TopBanner_2023-05-07

ロサンゼルスの求人、クラシファイド、地元情報など

日刊サンはロサンゼルスの日本語新聞です。 記事は毎日更新、求人、クラシファイドは毎週木曜5時更新。

コラム

現代社会ド突き通信
第七回 1945年以来核に怯えていた私

2014-04-10

 このたびの災害が起こってからでさえも、政府もメディアも専門家も本当のことを国民に知らせていません。福島の一ヶ月半後に日本に着いて驚いたのは、アメリカのニューズで福島第一の原子炉でメルトダウンが起こっていると聞いていたので、そう言うと、新聞記者が「そんなことアメリカで言っているのですか? なんでも大げさな」と言われてショックを受けました。アメリカはなんでも大げさなと日本の日本人は言います。でも後ほど帰ってきてから、どこで読んだのか聞いたのかはっきり覚えていませんが、なんでもアメリカは基地も福島の近くにあることだし、福島原発の製作会社はGEなのでアメリカ人が働いていることだし、で、無人飛行機(ドローン)にカメラをつけて事故を起している原発の上を飛ばしてメルトダウンを確認したという。
 東電の人も政府も初めからメルトダウンを知っていたと思います。どうして早く住民を適当な距離に非難させなかったのか?
 おまけに、訳の分からない言葉を作って国民を煙に巻く。風評被害なんて何なんですか?それを信じるなと言っている政府が風評被害をばら撒いている。このままでは、日本の国がまず最初に滅びてしまい、やがては世界が滅びるでしょう。

 もう一つ、災害が起こってすぐに、CNNとDemocracy Nowと言うチャンネルでチェリノビレに何回も行ったことのある日系の核物理学者ミチオ・カクと言う人がインタビューされていて「ゴルバチョフがチェリノビレをやっと治めた方法を取ればよい。日本で今しているように塩水をずうっとかけていると管がつまってしまって危ない。それよりも、砂、セメント,ホウ酸を混ぜたものを五千トン、上から被せて固めてしまうようにしなければならない」。 
 日本でも石棺といっていてその方法も知っていたらしいですが、また例の日本の新聞記者は「そんなことをすれば、再びあの原子炉が使えなくなるから出来ないんですよ」と,言ったのに驚きました。あれだけ汚染したものを、どのようにして放射性物質を取り除くのか? 誰がそれをするのだろうか? そんなことを考えるだけでもおかしい。そしたら、また他の日本人にそのおかしいと思った話しをしていますと、「石棺方法もね、20年ごとにやり直しをしなければならないのだって。それが大変な金額らしい」。今の危険をなんとかしようといっている時に、20年先のことなんて何言っているのだと私は言いました。今一年でも無事でありたいのに。20年安泰な時がもてたら夢のようではないか!・・戦争を知らない人って!何が緊急かが分かっていない。永遠の安全をただちにできないからしないというので驚いたのです。
 
 私はアメリカに住んでいるので、直接に日本のニューズに接していませんが、友達からいろんな情報が入って来ます。それを聞いて全く驚くことは、あの東電か政府を代表している専門家に、他国の原発事故に経験のある、ロシアやアメリカからいろんなアドヴァイスがあったらしいが、「他国のアドヴァイスは聞かない、自分たちでこれを解決する。日本人の顔に係わることだから」と言ったと友達が憤慨して私にメールをよこしました。私の友達のように世界の常識のあるひとも多くいるのですが、どうも、大企業や政府に纏わりついている輩は緊急事態が何か分からない井の中(見得、顔、肩書き、金)の蛙であるのに驚きました。それも物理学者がねえ。この人達は、物理の理論は世界に通じないと正当性を認められないことぐらい知っているのだと思っていたのですが、これだけ偏狭主義では、こんな大事件を治めることはできないと思います。こういう物理学者は科学者ではありません。
 私のような素人で年寄りでも、水と空気は世界中を回っていることぐらい知ってますよ。早くこの放射性物質を治めないと世界中がだめになることも知っていますよ。
 全人類に対して責任を持って欲しいです。 
 
 節穴が政府の要人になり、節穴を雇っているのですね。そういう節穴が国民の税金から出ている大金を貰っているのですね。彼等が日本人の物理学者の顔を立てると馬鹿頑張りをしている間に多くの人々が被曝して死んでいっているということが分からないのですか? 他の金に目が眩んでいない物理学者が気の毒です。そして金に目が眩んでいない人の話を聞くべきなのです。この人達が真実を知っているからです。そんな環境が分からない政府要人の脳は、特に前頭葉が機能していません。自分の顔や袖の下ばっかりを考えて手を拱いている間に子供が年寄りが若者が死んでいっているのが分からないのですか?
 それを気付かせるために横からやいやい言うのがメデイアではないのですか?
 何を遠慮しているのでしょうか? この生命の危機に面しているときに! 命を救けるのには一瞬の判断、最多の情報が必要で、顔なんか考えている暇はないのすよっ!
 
 母親である人は本能的に知っています。赤ん坊が熱を出して吐いている、どうすればいいか? 外見なんか考えている暇はありません。さんばら髪で、そこらじゅうの医学書を開き、友達に電話をし、医者に連れて行きます。そこが受け付けないといっても、強引に見てもらう。生命に関しては遠慮なんてしないのです。動物の母親と同じ、子供を犯しに来る者に牙をむく。
 それが、一般の母親たちよりえらいと言われているこのエリートの男たちは、人が死んでいっている緊急時に茶の湯でもやっているようにみえます。企業の会長か社長は馬鹿の一つ覚えという諺のように、土下座ばかりして自分たちの先輩がした罪をカモフラージュしています。そんな床に頭をつけている間に走リ回って死にそうな人の看病くらいせいと言いたい。(つづく)


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
Facebook   Twieet

米谷ふみ子




[ 人気の記事 ]

第230回 碧い目が見た雅子妃の嘘と真

第249回 尻軽女はどこの国に多いか

特別インタビュー アシュラムセンター主幹牧師・榎本恵氏 後編

NITTO TIRE 水谷友重社長 ロングインタビュー① アメリカについてよく知ることが大切

第265回 天才と秀才、凡才の違い

第208回 日本と北部中国に多い下戸

第227回 グレンデールに抗議しよう

特別インタビュー アシュラムセンター主幹牧師・榎本恵氏 前編

第173回 あなたの顔の好みは?

NITTO TIRE 水谷友重社長 ロングインタビュー③ アメリカについてよく知ることが大切



最新のクラシファイド 定期購読
JFC International Inc Cosmos Grace 新撰組3月 Parexel pspinc ロサンゼルスのWEB制作(デザイン/開発/SEO)はSOTO-MEDIA 撃退コロナ音頭 サボテンブラザーズ 





ページトップへ