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コラム

Alice in WINEderland
Vol.47 Wine Movie

2013-11-14

今回は、少しアプローチを変えて、ワインと映画の話題について。現在所属しているビバリーヒルズのレストランでは、ロサンゼルスらしく、映画関係者・芸能人の方々が多く訪れる。また、このレストランでは、俳優を目指し、オーディションを受けながら、レストラン業で生計を立てているサーバー(ウェイター)も少なくない。そのため、映画に絡めたワインストーリーは、お客様との会話が弾む重要なトピックの一つである。今回はよく話題になる3作をご紹介:

Sideways (2004): ローカルワインをカジュアルに紹介した映画であり、また、「ワインはカベルネソーヴィニョン」という世代に、当時まだ一般的でなかったピノノワール品種を紹介し、ワイン業界で一躍大センセーションを巻き起こした話題作である。また、その後Grey's Anatomyなど数々の作品でその存在感をアピールすることとなる女優Sandra Ohを有名にするきっかけとなった映画とも言われている。

SOMM(2013): 最新のワイン映画。マスター・ソムリエという最高資格を目指すソムリエ達の試験合格までの道のりを追ったドキュメンタリー。あまりにマニアックで、変わり者のソムリエ達の姿と「神がかった」ワイン分析力が話題に。レストランでは、この映画の登場人物を真似て話すことがちょっとしたブームになっている。

007(全シリーズ):007に出てくるワインと言えば、老舗シャンパンメーカーのボランジェ。美女が登場するシーンでの出没率が高い。また、ボランジェの他にも、映画のスポンサーとなるワイナリーのワインが食事・バーのシーンで登場している。一つ注目して頂きたいのは、通常ボトルのラベルはお客様の方に向いているべきであるが、全て不自然にもカメラレンズの方に向けられている。取り上げられたワインは、完売になると言われているほど、影響力が大きい。

映画とワインに関してご興味がある方には、私が愛読している、専門家・青木冨美子さんの書物もぜひご参考に。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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Alice Hama

ワインコンサルタント
定ワインエキスパート、SWE認定ワインエデュケーター、SSI認定利き酒師、日本ワインを愛する会米国アンバサダー、西海岸ワイン族役員。

www.facebook.com/WINEderland




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