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コラム

龍馬ゆかりの人々
第66回 龍馬下関大会

2013-01-21

 第24回全国龍馬大会が、10月に下関市の海峡メッセイベントホールで開かれ、出席してきた。大会の式次は以下の通りに行われた。
維新トーク  下関市立長府博物館館長 古城春樹氏
京都国立博物館考古室長 宮川禎一氏
  長崎シーボルト記念館長   織田毅氏
特別講演  第90代内閣総理大臣 衆議院議員 阿倍晋三氏
      長州龍馬会会長 村上博史氏
 それぞれの人たちが日頃の龍馬熱をおおいに発散させ、専門家や愛好家の研鑽を発揮した。かねてから特別講演を依頼していた安部議員は、日本の混沌した政界が激変する渦巻きの中で到底出席は不可能であろうと予測されていたが、大特急で会場に駆けつけた。“おらが議員さん”とばかりに大拍手で迎えられた。時節がら次の選挙に少なからず役にたったであろうともっぱらの噂であった。
 下関と言えば坂本龍馬脱藩の第一歩を踏み込んだ重要な地である。ここには幕末のエネルギーが沸つ沸とたぎっている地である。高杉晋作、白石正一郎、吉田松陰、久坂玄瑞,三吉慎三、伊藤博文、伊藤助太夫などの志士が温存され明治を期に大ブレイクした土地がらである。しかし、ここに坂本龍馬、中岡慎太郎をはじめとした土佐の志士が集合、勝海舟の影響を受けていくことになる。こうした歴史が脈みゃくとみえる下関での龍馬会に出席できて再び歴史に触れた想いだった。
 ここで三吉慎臓の直系の三吉氏に再会できて幸運だった。千人近い人が出席する中で再会を逃したことは残念だったが、坂本家当主にも会えた。山梨に在住の岡上氏(おとめ姉やん)の大甥にも再会できて歴史の中に触れた。
 今大会には、ロサンゼルスから9人が出席した=写真。来年はご本家土佐で第25回目の大会が開催される。同好の志の参加を期待する。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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飯沼信子

著述家。静岡県沼津市生まれ。歴史の中に埋もれた、海外で活躍した日本人、
その妻らを取り上げ、「野口英世の妻」「高峰譲吉とその妻」等の本を著す。
2006年、その功により、日本政府より旭日単光章を受章。日本ペンクラブ会
員、日本エッセイストクラブ会員。ウエストヒルズ在住。




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