NIKKAN SAN 2021-01-05

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コラム

龍馬ゆかりの人々
第64回 長州のこと

2013-01-21

 今日、偶然にも目にとまった言葉に苦笑した。前回のコラムに、「土佐美人」と題して、龍馬のお国自慢の女性たちにふれた。事は幕末の頃に戻って、長州の高杉晋作について一文を書くべく、資料に目を通した第一頁に、「長州では萩美人」云々と目に飛びこんできた。興味しんしんに先に進めた。
 「萩美人」とは、萩(山口県)の城下町の女性たちをそう呼んでいるそうな。幕末期の長州と言えば、高杉晋作、伊藤博文、木戸孝允、吉田松陰らの名前が挙げられる。若くもあり、憂国の士でもある青年たちの憧れは、「萩美人」であったそうな。
 高杉晋作もその一人で、幸運なことに、山口奉行五百石の井上平右衛門の娘・雅子を射止めた。しかし、高杉晋作は吉田松陰門下の秀才であり、理想をかかげて飛び廻っていた。江戸に行き、京都に行き、長崎に行き、挙句には上海にまで飛んでいった。雅子はいつも留守番であったという。美人の妻との生活は、正味一年くらいであっただろうと言い伝えられている。
 下関では、こんな里謡が流行っていたという。
    男ならお槍かついでお中間となって ついて行きたや下関 
    勤皇攘夷と聞くからは 女ながらも武士の妻 
    まさかの時はしめだすき 神功皇后さん雄おうしき姿が
    鑑じゃないか         
 熱血と遊郭の遊びの中に、高杉の健康は蝕まれていく。秀才と讃えられた高杉は、慶応3年4月14日、29才で他界する。目の前に日本の夜明けの幕が開こうとした。その舞台に立つこともなく、若き志士は消えた。

第24回全国龍馬ファンの集い 下関大会 
10月20日  対談 宮川禎一氏、織田毅氏、古城春樹氏
「龍馬と長州 長府と萩と幕末の日本」 
10月21日  元内閣総理大臣 安部晋三氏講演親睦会
申し込み LA龍馬会 818-887-2209


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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飯沼信子

著述家。静岡県沼津市生まれ。歴史の中に埋もれた、海外で活躍した日本人、
その妻らを取り上げ、「野口英世の妻」「高峰譲吉とその妻」等の本を著す。
2006年、その功により、日本政府より旭日単光章を受章。日本ペンクラブ会
員、日本エッセイストクラブ会員。ウエストヒルズ在住。




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