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コラム

後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第185回 鈴木宗男、南加道産子会で熱弁

2012-08-29

太閤秀吉に比すべき今の政治家は新党大地の党首・鈴木宗男、その人ではないでしょうか。
 嗅覚力、行動力、人心掌握術においてあの秀吉に似ています。
 秀吉と同じ貧農出身の青年が、〝草鞋取り″の議員秘書から、衆院議員、大臣にまで上り詰め、一時は「将来の天下取り」と騒がれました。
 東奔西走、変幻自在。ただし惜しいかな、秀吉にとっての〝信長″を欠いていました。
 自由至上主義の小泉改革に反対し、人気絶頂の小泉首相、田中真紀子外相と衝突、自民党を追放されました。
 地方や弱者重視のスタンスで、気さくな政治家といわれました。一方では危ない橋を渡り、種々の疑惑を生みました。
 ついに受託収賄、あっせん収賄、政治資金規正法、議院証言法違反の四件で有罪となり、刑期一年五ヵ月の実刑に服しました。
 昨年十二月六日、収監から丸一年で仮釈放、有名な政治家ら百人が刑務所に走り出所を慶びました。一年の空白期間がウソのよう。
 身の潔白を今も訴え続け、検察、警察の追及を不当な「国策捜査」と抗議しています。

 鈴木宗男LAに来る!。南加道産子会創立四○周年記念を祝して講演し、白熱の弁舌で場内を沸かせました。
 「雲田康夫会長の巧みな誘いに手弁当の講演を引き受けた」と内幕を吐露、場内の笑いを誘っていました。
 北方領土については持論を展開。
 「プーチンが歯舞、色丹二島の返還を示唆したのに、小泉、田中が四島一括返還を主張したので、ロシアが引いた」。
 「米国のやり方は段階的。奄美大島、小笠原、沖縄と順を追って返還した。北方領土も二島を先にもらうといい。後は時間をかけて国後、択捉の返還を目指せばいい」。
 
 不安な収監のあの日、「一年間の修行」と愛妻に励まされた秘話を披露。
確かめると「そう申しました」と気丈な彼女。
 夫宗男さんとともに、時事通信社の私の後輩、元ワシントン特派員Kとの家族交流を楽しげに語ってくれました。
 
 


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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後藤英彦

一九六四年時事通信社入社。旧通産省、旧農林省、旧大蔵省を担当後、ロサン
ゼルス特派員。本社海外部次長。途中希望退社して盛岡大学客員教授、評論活
動。二度目の来米でジャパン・ジャーナルを主宰。講談社、エルネオス系を中心
に寄稿中。主著に「日本をダメにした官僚の大罪」(講談社)。中大法学部法律
学科卒業。福岡県出身。グレンデール在住。

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後藤さんのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/jajala816




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