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コラム

現代社会ド突き通信
vol.3 99%人のウオール・ストリート占領 (1)

2012-08-02

 *これは、「赤旗」に去年10月に掲載された原稿のカット以前のものです。

 最高資産家1%を除いた民衆がウオールストリート(W.S)を占領してもう1ヶ月になる。 この占領はニューヨークだけでなく、シカゴ、ロサンゼルス、バークレイ、ケンタッキーのルイズビルなどなど枚挙に遑がない。昨日は加州のオークランドでポリスがデモの若者にゴム弾丸や催涙弾で攻撃した。
 イラクからの復員兵にその催涙弾の缶が当たって脳震盪を起こし死ぬかもしれないと皆心配していた。
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 1週間前は、ニューヨークでポリスがデモの若者を乱暴に逮捕していたのをみて、他のイラクからの復員兵が「僕はイラクから帰ってきた退役兵だあ。イラクではアメリカ兵は非武装のイラク人を攻撃しない。ここはアメリカではないかあ。アメリカのポリスが素手のアメリカ人を攻撃しているのは恥ずべき行為だあ」と大声でポリスに叫んでいた。
 40年前のヴェトナム反戦デモでは学生を労働者がやっつけていたが、今度は、皆一緒に静かにデモをしている。
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 どうしてこのデモが始まったか? 
 (1)もちろん中近東、チュニジア、エジプト、リビアでの革命を、若者たちはネットで話し合い、横目で眺めていた。
 また国内では、ウィスコンシンやオハイオで共和党新知事が州資金節約のためと称し、教員、看護婦,消防団、ポリスやらの組合を解体し、多くを解雇すると言ったので、組合が立ち上がり、州庁を占領し、知事のリコールをすると主張していたことも彼らは観察していた。
 共和党新知事は今はバフェットより金持ちといわれているコーク・ブラザースらの大企業主から選挙資金を貰っているのだ。コーク・ブラザースは以前、ジョン・バーチ・ソサエテイ(人種差別グループ)に属し、石油精製やそれに属する多企業を持ち、自分たちの儲けをふやすために、組合を壊し、環境保護局を解体するのを主張しているから大量の資金を共和党に献金している。
 (2)アメリカで金持ち(今は2番目)で有名なウオレン・バフェットが「僕の秘書の税金の比率は僕の税金の比率より高い。こんな不平等なことはない。もっと金持ちはアメリカの社会のために税金を払うべき」と言った。これも99%にとって大変勇気付けられた。      (つづく)


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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米谷ふみ子




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