後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第178回 サルコジ前大統領に東洋人の血
2012-07-14
本欄一七○回で天皇家の出自に触れたところ、「天皇一族の扶余族をもっと知りたい」との声が寄せられました。以下、関連情報を少々。
扶余族はツングース語族の黄色人で、北朝鮮の北方、満州地方(吉林省)に五世紀まで存在した騎馬、農耕の得意な民族です。
万里の長城(延長二万一千二百㌔)の外側に住み、漢人中華に野蛮人扱いされていました。
江上波夫説によると、高句麗等との争いに敗れた扶余の一派が朝鮮半島に南下。さらに四世紀前半、海を渡って日本に上陸、北九州の倭人を支配しました。
五世紀に入って北九州から近畿を目指し大和朝廷を創設。海を渡ったのが崇神天皇、大和朝廷を開いたのが応神天皇といわれています。
日常、人を殺したり、私通をしたり、女性が妬んだりしたら死刑。妬みによる罪を憎み、勇敢で慎み深く親切な性格だったそうです。
巫女や処女に噛ませて造った米の口噛み酒を嗜みました。
唾液のアミラーゼで澱粉を糖化させ、唾液とともに容器に吐き出し、酵母で糖を発酵させて濁酒にしました。
口噛み酒は日本にも伝播、神事に使われました。扶余は唾液の口噛み酒を呑み、同族の勿吉は人尿で顔や手を洗ったといわれています。
扶余の人口は約八万人で、最大でも十八万人以下の集団だったとみられています。
満州の天皇家と同じツングース族に女真族がいます。九世紀末に興った女真族は、欧州に転じてハンガリーに向かい移住します。
この女真の血がフランスのニコラ・サルコジ前大統領にも流れているというから奇縁です。
東洋人特有の下戸(東洋人四○%、白人、黒人は○%)で、G8の乾杯のグラス半分で酩酊したといわれています。
父親の名前はNagy Bocsay Sarkozy Pal. Nagyはハンガリー語で「大」、Bocsayは女真語で「蒲察部族」、Sarkozyは「少白皋」と書くそうです。
父親の名前は「大蒲察部族・少白皋家のパル」。だから前仏大統領の漢字名は「ニコラ・少白皋」となるそうです。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

