今月の庭仕事
Lesson 49
2011-09-10
7月に入り急に暑くなりましたが、皆さんの庭は大丈夫ですか?
5~6月が涼しかったためにに、スプリンクラーのタイムやスプリンクラーヘッドのチェッくなどを怠って,ひどいめにあってませんか?
現在、多くの地域で庭への散水が制限されています。水を撒いていい時に、ちゃんと水がかかっているか、確認してますか?スプリンクラーの、元栓をひねって、すぐに家の中に入ってしまう人が、ほとんどじゃあないでしょうか。芝生やプラントさんは口がきけないので、色や形で知らせてくれます。茶色になる前に気付いてあげてください。
たまには家の前から庭を眺めてみましょう。茶色になっている所、黄色になっている所、葉が萎れている所、大きくなりすぎて他のプラントにご迷惑をかけている所などなど目に付くはずです。近づいてみましょう。原因がだいたいわかるはずです。乾いている所、水が溜まってい所、周りのプラントは濡れているのに土は乾いている所、いろいろな状況があると思います。
私のあるカスタマーの話ですが、毎日10分水はかけていると言い張ります。けれど話をしながら、よくよく聞いてみると、1日に3分x3回だそうです。まるで、のどが渇いてしょうがないのに、頭からちょっとシャワーを浴びて、それでおしまいって感じですね。このカスタマーの場合、時間を延ばし、日数を削りました。もちろん、各スプリンクラーの状況も確認して対処する必要があります。例えば:
■スプリンクラーの前のプラントをトリムして低くし遠方まで水が届くようにする。
■スプリンクラー自体を上に伸ばす。
■スプリンクラーのヘッドを散水角度を調節できる物に変え、その場所に最適な角度に設定、各ステーションのスプリンクラーの数を最適な個数にする。必要ならスプリンクラーのバルブを追加する。
1つのステーションだけの水圧の低下は、木の根による、あるいは接触などによるパイプの損傷が推測されるので、場所を特定し、この場だけの修理ではなく、同じことが起きないよう考えながら修理をしましょう。
いろいろ書きましたが、高温期(夏)には、散水に、もっと注意を払いましょうということです。それでは、がんばって夏を乗り切って下さい。
■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟・購買部会長の新垣安徳さん。「今月の庭仕事」の18回目から、自分の経験を元にコラムを書いていて、失敗&成功例まで経験豊富!
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

