今月の庭仕事
Lesson 40
2011-03-07
2月のバラの手入れ方法についてです。
1月のバラの剪定も終り、芽が伸び次々と葉が大きくなってくる頃ですが、バラは根の呼吸が盛んなため、空気の流通が悪くなると生育は止まってしまいます。そこで土が固まるのを防ぐために、良く土を耕し、グロモチやプランテングミックス等を土によく混ぜてやります。これによって保水も排水もよくなり、バラが良く育ちます。
また、バラは他の植物に比べて生長が早いので、肥料をきちんとあげて下さい。
有機質肥料
有機質の肥料を使うと葉の色が良くなり、茎も太くなります。チキンマニア(鶏糞)やステアマニア(牛糞)、ボンネル(骨粉、油粕)等がよく使われています。これらの肥料は、土とよく混ぜて使うことが大事です。
無機質肥料
植木店等で、いろいろな会社が作っているローズフードを売っていますが、これらの化成肥料は粒状になっています。少量ずつ根の回りにばら撒いて、土と軽く混ぜ合わせて使いましょう。
水やりと消毒
鉢植えも地植えも乾いているようでしたら、この発芽する時期には水をきちんと与えることが大事です。この時期、油虫などの害虫が発生するので、消毒を忘れず、よくローズを観察しながら、スプレーをして害虫からローズを守って下さい。
■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟・顧問の小山信吉さん。次回3月9日付けコラムは、南加庭園業連盟・購買部会長の新垣安徳さんです。
ガーデンセミナー予定のお知らせ
4月3日(日)、午前10時から正午まで、「夏野菜の上手な育て方」についてセミナーを開きます。講師は、昨年と同様、白澤誠さんです。場所は、リトル東京にある南加庭園業連盟会館です。詳細は後ほどお知らせします。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

