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コラム

龍馬ゆかりの人々
第41回 龍馬の影を求めて

2011-02-05

 『龍馬伝』も惜しまれて終結した。
 人それぞれの思いで“龍馬”を築きあげてきた。事実もあれば、“そうであってほしい”という願いを込めて、龍馬像を一人一人の胸の中に作りあげてきた。それらは、自分の龍馬であり、あなたの龍馬として生きていく。『龍馬海を超える』から続くこの『龍馬ゆかりの人々』も、私の龍馬であると同時に、みんなの龍馬であって欲しい。
 時は早や3年目を迎える私の“龍馬さん”はどの様に生きて来たのかと、私の胸の中を行きつ、戻りつしている。英雄は一人では生まれない。善意ある人々、悪意ある人々、折々の天候にさえ左右され、幸運と挫折、悪と善の天の配剤によって生まれる。『龍馬伝』の中に生きた諸々の人々と影薄く逝った人々をもう少し追ってみる事にした。できうる限り、私の足と目を使って訪ね歩いた龍馬ゆかりの人々やゆかりの地を見てみたい。

 2009年に福井県福井市で開かれた龍馬会全国大会で、坂本家九代目当主坂本登氏に会った。勿論、現代風の紳士で血気盛んな豪快な風貌ではなく、むしろ会社の部長風の感じのお人であった。平常のご挨拶にとどめたが、いずれの折にお話できればと願っていた。それが今年10月に龍馬全国大会がご本家土佐の高知で開催される。LA龍馬会員も参加の予定である。龍馬会はいつもオープンで会員にとらわれず、誰でも何処でも参加できるという龍馬スタイルである。
 龍馬、龍馬で明け暮れた一年であったが、周りに目を向けて、改めて龍馬とその周辺を尋ねてみたい。3月22日には、高知の本山町でアメリカの高知県人会の動向にふれ、土佐人の誇りを伝えたい。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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飯沼信子

著述家。静岡県沼津市生まれ。歴史の中に埋もれた、海外で活躍した日本人、
その妻らを取り上げ、「野口英世の妻」「高峰譲吉とその妻」等の本を著す。
2006年、その功により、日本政府より旭日単光章を受章。日本ペンクラブ会
員、日本エッセイストクラブ会員。ウエストヒルズ在住。




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