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特集記事



JANMへ行こう!! vol.4 - グローバル化が進むと“人種”は消滅する!?
今月のガイド
リチャード・ワタナベさん

日系アメリカ人の4世。南カリフォルニア大学(USC)の遺伝学、特に糖尿病の遺伝についての研究をする博士で、JANMでは日曜日のボランティアガイドを担当。戦争経験者ではないが、他のガイドの方々の情報を4世の視点から分かりやすく説明するガイドに定評がある。






—ここ数年で日本からJANMへの訪問者が増えました。日本人の間で日系移民への関心が高まっているということですね。

 「2011年に渡辺謙が進行役をしたNHK番組で元米国運輸長官のノーマン峯田さんのドキュメンタリー*、そして同年、TBSで放送された草彅剛・仲間由紀恵が主演したドラマシリーズ『99年の愛』の影響は大きかったね。『テレビを見て興味を持ちました』と言う人が何人かいたよ。
 日本の人も地元の人も含め、単にJANMの存在を知らなかったという人が多いから、テレビや新聞できっかけを与えるというのは大事だね。その後は、私たちボランティア・ガイドが良い仕事をするだけだね」


—JANMでボランティア・ガイドのきっかけは?

 「私は生まれも育ちもロサンゼルスだから、常に日本文化に囲まれていた。それが、博士課程のプログラムでミシガンの大学に行った時、日本人が全くいない地域だったから、初めて日本文化のユニークさと有難みに気がついたんだ。二世ウィークもお盆祭りもない。お正月の餅つきもない。カップヌードル1つ買うにも一苦労。私は日本のことを伝える人にならなくてはならないと思った」

—リトル東京のような日本人町があるロサンゼルスは、特別な場所なんですね。 私は高校の時に、当時必読書だった『Farewell to Manzanar』 を読みました。日系移民史、特に、第二次世界大戦前後の時期は、知っておくべき情報がたくさんありますね。

 「どこから勉強するか、というのは非常に難しいところだね。『Farewell to Manzanar』はとてもいい本だけど、読むには、なかなか気合がいるよね(笑)。
私のお勧めは、第442連隊戦闘団をテーマにした漫画『Journey of Heroes**』だね。
 30ページにわたって日系移民が体験した苦悩をシンプルに、分かりやすく、絵で表現しているから、日系移民史を学ぶ第一ステップとしては最適だよ。Facebook(www.facebook.com/442comicbook)のページもあって、関連する写真や書物の紹介もしているから、見てみるといいよ」


*俳優の渡辺謙が、リポーターとインタビュアーを務めた番組「渡辺謙アメリカを行く “9.11テロ”に立ち向かった日系人」
**『Journey of Heroes』はステイシー・ハヤシ作。 ウェブサイトは、 www.442comicbook.com



常設展
The Heart of community

JANMは、日系アメリカ人の歴史と体験を伝えるアメリカ初の博物館で、国立スミソニアン博物館の提携博物館でもある。アメリカの人種と文化の多様性に対する理解と感謝の気持ちを高めることが目的。訪問者はボランティア・ガイドから展示にはない興味深い話を聞くことができる。


Ongoing企画展

目立つ、目立たない: 日系アメリカ人・ハパの歴史
8月25日(日)まで

演歌歌手のジェロもハパ。
ジェロの肖像画は、ハパの写真のコラージュからできている。










Upcomingイベント

リトル東京ツアー
4月27日(土)10:15 ~12:15
料金:一般14ドル、メンバー9ドル(JANMの料金含む)
JANMのガイドと一緒に歩きながらリトル東京の歴史を学ぶ。写真はリトル東京の1st Street。

ソノコ・サカイと一緒に作る「うどん」
4月27日(土)11:00~13:00
料金:一般75ドル、メンバー85ドル
定員12名

ダーゲット・無料ファミリーデー
5月11日(土)11:00~16:00
自画像をクリエートしよう!世界に一つだけのピクチャー・フレーム作ろう!折り紙を織って遊ぼう!



ウイリアムズ・ダンカン USC宗教学部長
人種って、なに? USCのダンカン宗教学部長に質問

Q 人種とは何ですか? なぜ、人種について考えることが大切なのでしょうか? 
A “人種”とは経験的根拠なしの人工的な構築物だという認識が高まっています。世間知らずで歴史について無知な人々が、人種なんて関係ないと信じています。
 混血であるオバマ大統領のような人たちは、人種や人種差別が、長期間、公共政策、婚姻法、外交問題にしみ込んでいることをとても認識しています。例えば、異人種間の結婚が米国のすべての州で認められたのは1967年でした。
 今日、世界はとても寛容になりました。これは、人種差別を認識し、法令や社会的態度の両方を覆すために戦った多くの人々の勇気と努力があったからです。

Q これから世界のグローバル化が進むと、国際結婚は増えていくでしょう。将来、“人種”は消滅してしまうのでしょうか?
A グローバル化で国際結婚が増加するにつれて、人種的な違いが消えていくという未来の前兆が示唆されています。
 異なる人種や国をより有意義な出会いと対話にもたらすのに、多民族の家族が重要な役割を果たしていくことは確かです。しかし、歴史を振り返ると、人種、部族、または民族の概念が、単純に消滅するというのは、あまい考えですね。

ウイリアムズ・ダンカン
JANM企画展「目立つ、目立たない:日系アメリカ人・ハパの歴史」キュレーター、HAPA Japan Database Project創設者



JANMに行くと日刊サン読者にプレゼント!

 入館料お支払いの際に「日刊サン掲載の『JANMへ行こう!!』を読んだ」と言うと、先着50名にNITTO TIRE特製バッグを、読者来館者に日系移民史ドキュメンタリー「知られざる政治家 ラルフ・カーとニッポン人」のDVDをプレゼント。
*入館料をお支払いの上、入館された方のみ対象。





JANM・ジャニム(全米日系人博物館)
Japanese American National Museum
 日系アメリカ人の歴史と体験を伝えるアメリカ初の博物館。アメリカの人種と文化の多様性に対する理解と感謝の気持ちを高めることが目的。ボランティア・ガイドに支えられ、訪問者は展示にはない興味深い話を聞くことができる。

100 N. Central Ave. Los Angeles, CA
Phone: 213-625-0414
http://www.janm.org
開館:火・水/金・土・日 11:00 ~17:00
木 12:00 ~20:00
休み:月曜
料金(企画展も含む):一般9ドル、シニア&学生&子供5ドル、メンバー無料
*木曜17:00 ~20:00、毎月第3木曜は無料
交通:メトロ電車:ゴールドライン「Little Tokyo / Art District」下車。徒歩1分
駐車場:あり。博物館前、他多数(有料)

★「ボランティア・ガイド」に関心のある方は、下記まで。
Phone: 213-830-5645



写真・文 ALICE HAMA, 文・構成  TOMOMI KANEMARU 
監修 MITSUE WATANABE (JANM MANAGER, JAPAN MARKETING & PR)

2013/04/20 掲載

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