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特集記事



JANMへ行こう!! vol.16 - 子供は日系人強制収容をどう見ていたのか?
今月のガイド
ビル・シシマ さん

1930年、ロサンゼルス市オルベラ通りに生まれた日系二世。ワイオミング州ハートマウンテンの収容所に送られ、そこでボーイスカウトの活動を始め、40年間活動を続けた。高野山のスカウトマスターを務める。兵役で朝鮮戦争へ行く。職業は教師。JANMのボランティア歴は20年。



—強制収容所に送られた時、シシマさんは11歳でした。真珠湾攻撃をどうやって知りましたか。

「「1941年12月7日、僕はロサンゼルスのダウンタウンの映画館にいた。映画館から出てきたら、ヘッドラインで『JAPSが真珠湾を攻撃した』って。事の重大さが全く分からなかった。だから父に『僕たちは日本と戦争してるの?』って聞いたんだ。
小学校では、子供達の間で『僕達、収容所(キャンプ)に行くんだよ』って噂になってた。僕の両親は何も話さなかったし、収容所が一体どんなものかも知らなかった。僕は11歳だったから、どこかに行くことが、なんだかエキサイティングだった。
だけどダウンタウンのブロードウェイで僕達は小さい写真をそれぞれ撮ったんだ。そして友達同士で交換したんだよ。だって今度はいつ会えるか分からないから」


—友人ともう会えないかもしれないという寂しさや不安、子供達も動揺したでしょうね。自宅を出た日のこと、その後のことをお聞かせください。

シシマさんの両親が経営していた「Mercado Plaza」。手前の子供がシシマさん、左はお兄さん
「1942年5月9日だった。真新しいダークグリーンのセーターを腰に巻いていて、なくしてしまったことだけ覚えてる。
サンタアニータ競馬場のアセンブリー・センターでは、駐車場に建てられたバラックで暮らしたから、馬の匂いがしなくてラッキーだったよ。競馬場では、戦場で使うカモフラージュネットを軍が作ってた。それと同じ場所で、僕たちは授業をしたんだ。
5ヶ月後、二日間も汽車に乗った。行き先は全くわからなかった。汽車の窓にはシェイドが下ろされてた。僕たちは見かけが違うから、石やボトルを投げられるかもしれない。安全確保のために誰が乗っているか外からは見えないようにされていたんだ。
汽車にはベッドがある車両があって、母は妊娠中だったからそこに乗せられた。僕たち兄弟は父と一緒に別の車両で、座りながら寝た」


―アメリカ政府は、アメリカ国民でも11歳でも容赦なく、日系人を強制収容したんですね。



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もっと知ってJapanese American!

「女優 タムリン・トミタ インタビュー」

今回は女優のタムリン・トミタさんを紹介。大ヒット映画「ベストキッド2」でデビュー、その後も「ヒーローズ」「グリー」「ボーンズ」などの人気ドラマに出演、アジア系女優の中で最も数多くのドラマに出演しているといわれている。


Q 日系コミュニティーへの参加について
私にとって自然のことです。私は日系アメリカ人ですし、母親が日本育ちですから日本文化の影響を強く受けています。また父はロサンゼルス市警で初めて日本語を話す警察官の一人でした。彼は日系を代表し、リトル東京で英語の話せない、地域住人一人一人との絆を築きました。

Q 日系女優としての役割について
早川雪洲、パット・モリタ、ノブ・マッカーシー、ミヨシ・ウメキなどの素晴しい先輩達がいて、彼らがハリウッドの映画界で活躍していくことがどれほど大変だったかを私は分かっています。ジョージ・タケイはまだ頑張っていますね。
 私はスピーチの場やインタビューに答える時、コミュニティーを代表することを常に意識しています。大きな責任です。自分に正直になると同時に、コミュニティーに対しても正直でないといけません。時に、多くの葛藤とストレスを感じることもありますが、楽観的に、幸せな未来を意識するようにしています。時に“くるくるぱー”だと言われることもありますけどね(笑)

Q 日本文化について
 私は女優として、日本人になる機会がたくさんあります。日本人は思慮深く、物静かで、ゆったりとしたイメージです。また、日本には「ワビ」「サビ」という美しい言葉がありますね。決して完璧なものではない、何かが足りないが、言葉では表せない何かがあるからこそ美しいという考え方です。それらが一体となった姿をアメリカ人は、キレイだといいます。これは、私が日本人の友人から教わり、演技を通して学んだことです。とても意味のあることで、日本人としてのギフトだと思っています。

Q 日本人へのメッセージ
 日本人は、アメリカ生活の中で、自分が“何者で何になりたいのか?”を学ぶべきだと思います。アメリカは、「どんな人になりたいのか」を学ぶ練習の場です。最も大切なのは頭で考えることではなく心で感じること。
 私がヨーロッパに行き、ドイツ語もフランス語も話せず、英語も通じない中で、相手と握手することより、日本式にお辞儀をすることがとても意味をなすことがあります。私は日系アメリカ人で、日本人ではありませんが、お辞儀の意味がとても深いことを知っています。ですから、頭で考え、耳で聞き理解することよりも、心でお互いを理解することのできる、深い文化がそこにあることを分かってください。日本文化の持つ美しさによって、多くのコミュニケーションの仕方があるのです。「我慢」と「遠慮」という言葉がありますが、遠慮しすぎはよくないです。アメリカでは、まずお互いのことが分かりません。お互いが平等の立場です。遠慮しすぎはかえって自分の本当の価値や能力を分からなくします。それはもったいないです。

Q 日本人と日系人について
 勇気を持ってアメリカに来ること、そして生活すること。この気持ちを日系アメリカ人である私は特に日本人と共感したいです。日系アメリカ人の歴史と日本人の歴史はつながっています。その歴史が私たちを兄弟にしています。私が好きな日本の言葉の一つが「頑張って!」です。私は日本人と日系人のために「頑張る!」ことを約束します。ですから皆さんも頑張ってくださいね。

タムリン・トミタ 沖縄で、日系二世の父親と、日系フィリピン人の母親の間に生まれる。生後6ヶ月で、家族と共にロサンゼルスに移住。1984年、二世ウィーククイーンに選ばれ、1986年の映画『ベスト・キッド2』に出演し女優デビュー、その後数々の映画、テレビドラマに出演。


写真・文 JUNZO ARAI, TOMOMI KANEMARU, アシスタントCHIHIRO KONASUGAWA, 監修 MITSUE WATANABE(JANM)


JANMに行くと日刊サン読者にプレゼント!

入館料お支払いの際に「日刊サン掲載の『JANMへ行こう!!』を読んだ」と言うと、『ワシントンへの道 ~米国日系社会の先駆者 ダニエル・イノウエ議員の軌跡 ~』と『知られざる政治家 ラルフ・カーとニッポン人』の2つの日系移民史ドキュメンタリーが入ったDVDを特別プレゼント。昨年末に亡くなった大統領継承順位第3位のイノウエ議員のインタビュー入り。非売品なので貴重なDVD!
*入館料をお支払いの上、入館された方のみ対象。




JANM・ジャニム(全米日系人博物館)
Japanese American National Museum
日系アメリカ人の歴史と体験を伝えるアメリカ初の博物館。アメリカの人種と文化の多様性に対する理解と感謝の気持ちを高めることが目的。ボランティア・ガイドに支えられ、訪問者は展示にはない興味深い話を聞くことができる。

100 N. Central Ave. Los Angeles, CA
・213-625-0414
http://www.janm.org
開館:火・水/金・土・日 11:00 ~17:00
木 12:00 ~20:00
休み:月曜
料金(企画展も含む):一般9ドル、シニア&学生&子供5ドル、メンバー無料
*木曜17:00 ~20:00、毎月第3木曜は無料
交通:メトロ電車:ゴールドライン「Little Tokyo / Art District」下車。徒歩1分
駐車場:あり。博物館前、他多数(有料)

★「ボランティア・ガイド」に関心のある方は、下記まで。
213-830-5645

2013/10/05 掲載

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